Innocence (ページ8)

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You side

学校までの20分くらいの道をオッパと並んで歩く。

こんな先生がいるとか、こんな行事があるとか、オッパと話しているとすぐに着いちゃうからこれからの通学は楽しくなりそうだなぁ。

そんなことを考えてたら突然オッパは立ち止まった。

「A、男とはあんまりっていうか仲良くなっちゃだめ。」

『？……なんで？』

「Aには俺がいるじゃん。それに、男子高校生は危ない。」

『オッパも男子高校生だよ』

「でもAのオッパだからほかの男とは違う」

ちょっとだけ疑問はあるけど、んん。
なんでだろう、オッパだからって言われると「ああ、そっか」って納得してしまう

「Aがオッパって呼ぶのは誰、？」

オッパお得意の質問。

何がそんなに不安なんだろうか。
私に出来ることならオッパの不安を取り除いてあげたい。

だからってわけじゃないけど、いつも通り

『ジョンデオッパだけだよ。』

って答えた

「ん笑そっか」

ジョンデオッパは満足そうに笑った。

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