Innocence (ページ2)

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ブロローグ JD side ページ2

Jongdae side

俺が1歳になった日に隣の家に生まれてきたA。

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Aは3歳の時アボジを亡くした

アボジの死を受け止められなかったAのオモニも後を追った

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家族ぐるみで仲の良かった俺の家族は、一人残されてしまったAを引き取って娘同然に可愛がった

中学を卒業する時、Aはこれ以上迷惑を掛けられないから、一人暮らしをすると言った

Aのことが心配で仕方ない俺とアッパとオンマはもちろん止めた

でもAは聞かなくて、

それなら、と隣の元のAの家を建て直して隣に住むようにした

今隣に住んでいるAは家族も同然だ

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いつからだろう。

Aにとって1番でいたくなったのは

Aの中で"ただ1人"の存在になりたくなったのは

Aに自分以外の男を写してほしくなくなったのは

Aの感情、瞬間を自分とだけ共有したい

Aに1番近いのは自分だ

オッパと呼ぶのも自分だけ

Aに何度も念押しするように聞いては

「オッパ」

と言ってくれるとこが幸せで安心だった

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小学校、中学校と一つ学年が違っても

自分の外見がどれだけ良くて

笑顔も困った顔もどんな表情もかわいくて

だれだって惹き付けられる存在だと

分かっていないAを

盗られないように守るためにずっと必死だった

・

明日

俺の通う高校にAは入学する

Aにとって唯一の存在でいるために

どうしてもほかの男から守らなきゃいけない

なにをしても

それが

誰だって

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