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薮side
今日で仕事が休みになるから、今日は久しぶりにゆっくり恋人と愛し合えるかななんて思ってると
上「薮くん」
少し面倒くさい上司が話し掛けてきた
薮「どうしました？」
上「今日忘年会をやるんだけど来ない？」
忘年会かぁ…。去年まで未成年だから参加しなくて良かったから、忘年会の存在忘れてた…。
薮「それって強制ですかね？」
上「そうだね。よっぽどの用事がない限り参加かな」
なら「来ない？」なんて聞き方すんなよ
薮「何時ぐらいに終わります？」
上「時と場合によって変わるけど、24時ぐらいかな」
もう絶対伊野尾は寝てる時間じゃん。
薮「分かりました。行きます」
上「了解。場所は後で伝えるね」
薮「ありがとうございます」
なんなんだよあの上司。
有「薮くんお疲れ様…」
薮「大ちゃん」
中学からずっと一緒の大ちゃんが話し掛けてきた
有「薮くん災難だね」
薮「何が？」
有「この会社の飲み会、めっちゃ面倒くさいよ」
薮「まじかぁ…」
…てか待て。大ちゃんは忘年会誘われてないのか？
薮「大ちゃんは忘年会誘われなかったの？」
有「誘われないわけないでしょ。てか、前回の飲み会から強制参加だし」
前回の飲み会？
薮「前回の飲み会って何？」
有「お盆前だったかなぁ？飲み会があったの。薮くんが実家帰ってた日だったかな」
薮「なるほどねぇ。」
もうほんと行きたく無い。仕事のやる気も出ねぇよ
有「薮くん、あともうちょっと頑張ろ。俺に良い案があるから」
薮「良い案？」
有「飲み会が始まったら教えてあげるから。じゃあまた後でね」
薮「ん。お互い頑張ろ」
有「はーい」
大ちゃんの良い案ってなんだ…？大ちゃんが考えたことだからあまり期待はできないけれど、この際藁にもすがる思いってことで、期待しておこうかな。
あ、仕事終わったら伊野尾にも連絡入れなきゃな
もうほんと行きたく無い…
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作者名：奏音 | 作成日時：2023年12月17日 16時
