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大貴side
泣きながら楽屋を出て行った知念を追いかけて５分が経過した。
なのに…
有「見つかんねぇ…」
そうなんです。知念が全く見つかりません。
有「やっぱりあそこにしか行かないのか…」
なんて思いながら屋上に行くと、うずくまってる知念がいた。
有「知念。」
そう呼ぶと
知「だいきっ…」
なんて言いながら抱きついてくる。
有「甘えただなぁ。」
知「だいきといのちゃんにだけだもんっ…」
知ってるよ、そんなこと。何年一緒だと思ってんの。
有「知ってる。そんな知念も好き」
知「知ってる」
なんて言ってると
伊「大ちゃん先に走っていかないでよ…」
八「追いかけるのしんどいんだけど…」
息を切らしたひかといのちゃんがいた。
伊「知念。」
知「いのちゃん…」
伊「ごめんね」
知「なんで…？」
急に謝ったいのちゃんと、戸惑う知念。
伊「俺らのせいだよね」
知「ちがう。ちがうよ…」
そう言うとまた泣き出してしまった。
伊「泣かないでよぉ…」
有「知念落ち着け。…ごめんな。急だったよな」
知「え…」
俺も謝ってくるとは思って無かったという顔で見つめてくる
有「ごめんな、急に言って。知念のこと好きだからさ、伝えたくて」
伊「俺もごめん。でもね、知念。俺ら２人とも、知念から離れるなんて言ってないよ」
知「……」
黙っちゃった。
有「知念大好きな俺ら２人がさ知念から離れられると思う？」
知「…思う」
八「ばかだなぁ」
ひか？
知「ひか？急にどうしたの…？」
八「知念はばか。大馬鹿者」
知「ひかの方がばかじゃんっ…」
そうなんだけど、そうじゃないのよ
八「そういうバカじゃないよ。あのさ、知念至上主義の２人が知念から離れられるはずないの」
八「それに気づいて無い知念はほんとにばか」
そんなバカバカ言わなくても言いじゃ無い…？
伊「光の言うとおり。俺らは仕事がどんなに忙しくても、彼氏が出来ても知念からは離れないし、離れられない。それほど、知念が大好きで大切なんだよ」
有「俺も。唯一の同期だけど年下で、いつも俺に甘えてくれる知念を手放せるわけないの」
知「いのちゃん、だいき…」
八「聞いてるだけで胸焼けしそう…」
そんなわけないと思う
伊「俺らの気持ち分かってくれた？」
知「十分すぎるくらい」
有「なら良かった。」
知念、意外と繊細だからなぁ
八「さ、楽屋戻ろうぜ」
伊「そうだねぇ」
ひとまず、こっちは解決かな
・→←嫁にあげたくないのっ！ ym×ar+cn+微yb×in
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作者名：奏音 | 作成日時：2023年12月17日 16時
