嫉妬 ybkt×in ym×ar ページ1
Y.Hside
撮影のために集合している今、楽屋の中はまあまあ凄い空間になっている。
謝り倒している薮と山田。俺に抱きついている大ちゃん。
そして、圭人に膝枕をしてもらってご満悦ないのちゃん。
薮「伊野尾ほんっとにごめんって！」
山「あの人とは何にもないから！」
何があったのか俺にはさっぱり分からんが、こいつらが２人を泣かせるようなことをしたんだということだけは分かる。
だって２人の目真っ赤だもん
有「逆に何かあったら問題だろ」
うーん。辛辣だねぇ
山「まぁ、それはそうなんだけど…」
あっさり認めんなよ。
薮「伊野尾ほんとにごめんって」
伊「……。けーと、頭なでて？」
こっちはこっちで大変そうだな。
岡「ふふ、いーよ。いのちゃん今日は甘えただね」
圭人めっちゃデレデレじゃん。
薮「おい圭人！今俺の時間なんだけど」
まぁ正確に言えば、「俺の時間」じゃなくて「俺が謝る時間」だけどな。
勘違いさせるような言い方するんじゃねぇぞ
岡「いのちゃん泣かせたのに何いってんの。今日は俺との時間。ね、いのちゃん」
伊「うん！」
今日の圭人は何言っても突っ返されるやつだ。
まぁ、薮が悪いって事で。どんまい。
なんて話をしてると知念がやってきた。
知「みんなおはよ〜ってなにこの状況」
そりゃそうなるよね。
知「もしかして…宏太と涼介なにかしでかした？」
ほんと鋭い
山「な、なんで？」
知「いのちゃんと大貴の目が真っ赤だから」
よく見てんね。ほんと
知「いのちゃん、大貴。こいつらに何されたの？」
伊「……」
有「…言いたく無い」
知｢そっか。ひかと圭人は何があったか知ってる？｣
八｢俺なにも知らない｣
知｢は？｣
怒らないで下さいよ知念さん。
知「圭人は？」
岡｢もちろん知ってるけど…｣
知「言って。今すぐ」
知念の圧が凄いよ
岡「えっと…俺といのちゃんは家から一緒に来てて、楽屋に向かってる途中に大ちゃんに会ったんだ。で暫く歩いてたら、この撮影の前に仕事があった薮くんとやまちゃんがいたの。」
知「それで？」
岡「それでね、ただいるだけなら良かったんだけど、２人が女性のスタッフさんに声をかけられててね。…まぁ、後は知念の想像の通りだと思うよ」
なるほど。そういうことだったのか。
知「ふぅ〜〜〜ん。なるほどねぇ」
あ、だめだ。あいつら終わったな。
知「宏太と涼介。そこに正座しろ」
ご愁傷様です。自業自得ってことで。
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作者名：奏音 | 作成日時：2023年12月17日 16時
