ミルク ページ5
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「俺よくわかんないから先いくわ」
「うん、バーイ」
「バイバイ」
この空間に突っ立ってるの面白いな、と思ってたのがバレたのか、ハテナハテナしたまま戻って行った
ジョンウさんが持ってるのはミルク色のサーモカップ
「同じ部署の…？」
「あ、はい、となりの席で」
「へえ。あの、ジョンウっていいます。よろしくお願いします」
「キムAです」
少しお辞儀をすると、連動するように柔らかそうな栗色の毛束がふよんと揺れる
かっ、かわいい かわいい人は髪の毛まで自由自在なんだ
そんなことを考えてると、彼の視線はわたしの手元へ
「何飲むんですかぁ？」
「なんだろ、テキトーに取っちゃった。よくわかりません」
「アハ！ほんとだ、紅茶っていっぱいある」
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なんでこんなキラキラした声なの？
気付けば浸かりっぱなしのティーバッグのせいで紅茶の色がすごく濃くなっていて、あちゃーと思ってたら『でも、』と口を開くジョンウさん
「人生って選択の連続なんですって。だからその紅茶もきっとAさんの人生を左右し得る」
「…すご！なんか、感動しました」
「へへへ」
博識なんだな
とっさにそういうこと言えるって、この人は多分頭が回る人だし、おそらくロマンチストだ
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「早くメンテ終わるといいですね」
「んーーー、ほんとに」
ちょっと席を離れすぎかも
ジェヒョンにあいつサボってると思われそうだなそろそろ
戻ろうとしてる雰囲気を悟ってか、ぺこりとジョンウさんは会釈
ああ、ジョンウさん、給湯器のレバー引いたままこっち見てくれてるからお湯が溢れないかヒヤヒヤする
「では」
「…あ！あとでチャット飛ばしていいですか！？」
「え！？」
ビックリしたのと、早く戻らなきゃ、の意識がごちゃ混ぜになって、なんと『え！？』だけを残してその場を去るという奇行に
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towa(プロフ) - ユユさん» ユユさん初めまして。コメントありがとうございます。主人公ではなくそっちのポジションで観察するんですね。ぜひ主人公にも感情移入していただけたら幸いですが、引き続きよろしくお願いいたします。 (2月3日 23時) (
レス) id: b3a9f00f0a (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - こんぺんとさん» こんぺんとさん初めまして。コメントありがとうございます。癒しをテーマに作っていたのでそのお言葉がうれしいです。今後の展開はわたしにもわかっていませんが、引き続きよろしくお願いいたします。 (2月3日 23時) (レス) @page42 id: b3a9f00f0a (このIDを非表示/違反報告)
ユユ(プロフ) - ジョンウが可愛すぎます。。この3人の絡みを同じフロアから観察するモブになりたい人生です。 続き楽しみにしてます！！ (1月28日 15時) (レス) @page29 id: 58a0b3a17f (このIDを非表示/違反報告)
こんぺんと - 年下ジョンウくん癒やされます。たまにある少し大胆な発言どきっとします。今後の展開も楽しみにしています。 (1月24日 2時) (レス) @page29 id: b3efccfb7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：towa
| 作成日時：2024年1月11日 21時
