へんなジョンウくん ページ36
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カゴを返却して再びエレベーターに向かうと、前を歩くしょげしょげとした背中の高身長青年を発見
ジョンウくんもすぐ終わる用だったんだな
エレベーターホールに着き、エレベーターはまだはるか上階にいるようで
気配に気づいたのかジョンウくんは振り返り、『んもぉ』って、また眉を下げる
「情緒不安定だね？」
「だってAさんが、んんんんーー」
「うん、なに？」
「…いや、いいです。乗ったら言います」
そう言うとエレベーターを指さすジョンウくん
言ってくれるのはよかった。だんまりだと何も進まないしね
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「なんか食べたいものあるの？」
「…いっぱいあります」
「うん、じゃあ土日にいろいろ買っとくね」
「レシートちゃんともらってくださいね」
「へいへい」
ジョンウくんがうちにごはんを食べに来てくれる度、そのときの食費分、おそらくそれより上乗せされた額のお金を置いて行く
別にそんなことしなくていいのに、『それじゃいつか終わっちゃうから』と言って、お礼だと渡されるから受け取らざるを得なかった
こうして今の、わたしの雑な相槌へのジョンウくんからの『もぉーー』があるのだ
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降りてきたエレベーターはまたもや無人
2人で乗ると、ドアが閉まり、上昇を感じた瞬間、
「僕ってなんですか？！」
「は！？」
突拍子もないことと、ワンっと勢いのついたような声音に、反射的に出た返事に即座に反省
「Aさんにとって僕ってなんなんですか。よく食べるだけの人間ですか？」
「え、あっ、よく食べるな〜とは思うよ！」
「僕、このままだとほんとに祝われちゃいますから！ダメならはやく振ってください」
「振ってくださいとは？！」
「んんもう着いちゃいますよ！じゃあ僕このまま祝われます！お祝いしてくださいね！では！」
眉間に皺を寄せ、なぜかぷりぷりと頬を膨らませて
嵐のように、たぶん何も知らない人から見れば静かに歩いてるけど、今のわたしからすれば嵐のような勢いで去って行った
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ジョンウくん、忙しすぎでは
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towa(プロフ) - ユユさん» ユユさん初めまして。コメントありがとうございます。主人公ではなくそっちのポジションで観察するんですね。ぜひ主人公にも感情移入していただけたら幸いですが、引き続きよろしくお願いいたします。 (2月3日 23時) (
レス) id: b3a9f00f0a (このIDを非表示/違反報告)
towa(プロフ) - こんぺんとさん» こんぺんとさん初めまして。コメントありがとうございます。癒しをテーマに作っていたのでそのお言葉がうれしいです。今後の展開はわたしにもわかっていませんが、引き続きよろしくお願いいたします。 (2月3日 23時) (レス) @page42 id: b3a9f00f0a (このIDを非表示/違反報告)
ユユ(プロフ) - ジョンウが可愛すぎます。。この3人の絡みを同じフロアから観察するモブになりたい人生です。 続き楽しみにしてます！！ (1月28日 15時) (レス) @page29 id: 58a0b3a17f (このIDを非表示/違反報告)
こんぺんと - 年下ジョンウくん癒やされます。たまにある少し大胆な発言どきっとします。今後の展開も楽しみにしています。 (1月24日 2時) (レス) @page29 id: b3efccfb7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：towa
| 作成日時：2024年1月11日 21時
