褐色肌に愛されても正直選べないから困る。

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「お待たせしました！オレンジジュースとココアになります。もうすぐ安室さんお使いから帰ってくると思いますので、サンドウィッチは少々お待ちください」

「ありがとうございます！」


お使いに行ってる店員さん、安室さんって言うのか…覚えておこ！
ていうか、女性店員さんの名前知らないや…

でも、今聞いたら変態だと思われない？ナンパとか……ええ〜どうしよう。
女性への耐性ないからな〜

あ、そんな白い目で見るなよ倶利伽羅！冗談だって！

もう、倶利伽羅に冗談通じないんだから！

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

「ただいま戻りました〜」


お使いに行ってた安室さん、って方かな？あいにく僕はドアに背を向けているから見れないけど


「あ、おかえりなさい安室さん！帰ってきて早々で悪いんですが、サンドウィッチの注文が入っているのでお願いします！」

「わかりました！あ、梓さん、これ頼まれていたものです」


ありがとうございます！と言って奥に入っていった女性店員さん





梓さんって言うのか…可愛い

だから睨むのやめろって！

「あ、そういや次のイベントどうする？出る？」

「次はなんだ？」

「えっと…大阪城かな？今回は包丁、毛利狙いだね。鍛刀でも来るようになったけど、うちには未実装だったよ。パパ上とhuhuhuが来ただけだったよ。謙信くん欲しい。謙信くん可愛い。」

「お、おい落ち着け。必ず連れて帰ってやるから」


キャーイケメン抱いて！

「言ったな？」


嘘ですごめんなさい。まだ処女は奪われたくないですやめてください、そんな雄の目しないで！！！僕男！！！！！


「じ、冗談キツイよ倶利伽羅……」

「……………………………」


その無言やめようか！！！怖いんだよ！！




「お待たせして申し訳ございません、サンドウィッチとサービスのシフォンケーキになります。」


おお！美味しそう！！

「ありがとうございま…………………す………………………………え？」


お礼を言おうと顔を上げると、そこには忘れもしない、褐色肌に金髪、感情で色が変わる美しいブルーの瞳……童顔←


親友の『零』だった


「れ、、、い………」


え、でもこいつの苗字は『降谷』なはず

『安室』ではない。人違いかとは思ったが、こんな容姿をしている奴は他に知らない
兄弟がいるとも聞いたことがないから余計わからない。
高校からはお互い離れ離れだったから今何をしているのかも知らないが、ここで働いていたのか…

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