【短編/完結】午後三時の女の子【stm】

午後三時まで。6 ページ7

貴方side


私は今日も早めに来て、あの人を待つ。


ずっと、ずっと待つ。


今日はどんな話をしようか。


今日はどんな話題が出てくるのか。


今日はいつもより“あれ”がひどかったから、癒してもらおう。


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時刻は、三時五分。


あの人は、まだ来ていない。


どうしたのだろう。


あの人は、生徒会も何も入ってないって言ってた。


でも、あの人イケメンだから、女の子にでも絡まれてるのだろう。


そうだろう。きっとそうだろう。


ー一時間経過ー


おかしい。絶対おかしい。


あの人は、私を忘れるなんてことはしない。


風邪な訳ではない。


あの人は、風邪を引いても、会いに来てくれた。


ーーーーーーーーー

時刻は....もう七時。


あの人は....来なかった。


もう自分も帰らないといけない時間だった。


「帰らないと....あいつが来る。」


あいつとは、見回りする大人たちのこと。


昔夜遅くまでここにいたら、強制的に帰されて、いつもよりひどかった。


だから早く帰ろう。









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自分の家(地獄)に。

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