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そして、いよいよ次の朝。
いつもより早く起きた私は、エースとデュースの部屋の前に来ていた。
苺タルトを用意したことにより、マロンタルトを作るというイベントは発生せず、代わりに今日パーティーがあるみたいだ。
オバブロ阻止大作戦が上手くいっていて、嬉しさでにやけそうになりながら私はドアをノックした。
コンコン
『エース君！デュース君！』
コンコン
『起きてますか〜？』
コンコンコンコン……ガチャ
『おはようございます！！！』
爆音ボイスで起こしにかかる。
危うく声が裏返る所だった。
危ない危ない。
「ふわぁ。もう朝ぁ？って、」
「「A！？」」
『おはようございます！！エース君。デュース君。』
「何平然と人の部屋に入って来てんの！？」
『ノックはしました！』
「そういう問題じゃないんだA！！」
『お二人こそ、悠長にしてる暇はあるんですか？もうすぐパーティーが始まりますが。』
「ヤバッ！！とりあえず、準備するから部屋から出てって！！」
『分かりました！部屋の外で待っています！』
〜10分後〜
『準備はできましたか？』
「ああ。Aこそ、タルトは持って来たよな？」
『ええ。もちろんですっ！！さあ、走りましょう！』
〜inパーティー会場〜
「よし。間に合った〜」
「おっ！エーデュースちゃんに、監督生ちゃん、Aちゃん！」
『な、なぜボクの名前を！？』
「オレ様、ガン無視されたんだゾ！？」
「エーデュースちゃんが、タルトくれたって言ってたんだ〜。」
『なるほど〜。』
マロンタルトイベは無くなったはずなのに、ユウ達はパーティーに来ていたし、エースとデュースはケイトさんとトレイさんと結構仲が良さそうだ。と言っても、先輩と後輩だが。
「折角だから、お礼もかねてAちゃん達にもウチの寮服、着せたげるよ〜♪」
『ありがとうございます！』
「はい、どうぞ〜！さあ、一枚撮ろ？」
パシャッ
カメラアプリのフラッシュが瞬く。
「ありがとね〜。」
『わあ〜！それにしても、お洒落ですね、この寮服。』
「イケてるでしょ？」
『はい、とっても！ねえユウ、どうかな？』
「ああ。とっても似合ってるよ。」
『ぐはあっ！この、天然タラシめっ！！その顔でそのセリフはズルい！』
「……」
おっと、またユウが遠い目になりかけてる。
「さあ皆、もうすぐ始まるぞ。」
『はい！』
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茨の國のぼっち(プロフ) - 良かった〜！！更新、頑張りますね！ (2021年1月15日 23時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 男装女子とかめっちゃ好きなので更新頑張ってください！！！！ (2021年1月15日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2021年1月1日 2時
