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再訪 ページ42

…どうして。どうして、私の声は聞こえないの?どうして、私の声は届かないの?誰か、教えてよ。

心の中がぐちゃぐちゃだ。泣きたいのに、思い切り泣き叫びたいのに、涙1つでない。

…何もかもが、どうでもいい。もう全て、全て消えてなくなってしまえばいい。

荒ぶる感情と呼応して私の周りに白いもやが出て、体が冷たくなる。もやは氷となり、じわじわと床を白く凍らしていく。視界の隅でコップが割れるのが見えた。

…もう、もう、どうにでもなってしまえばいいのに。

グリンデルバルド「気分はどうかな、A」

『…』

…いいわけないじゃない。むしろ…最悪だよ。

グリンデルバルド「私のことを無視とはのんきなものだな。それとも…私に構う余裕すらないのか?」

…うるさい。うるさい。うるさい。うるさい…!!

白いもやがさらに濃くなる。グリンデルバルドがコフッと咳き込んで、口の端から血を滴らせた。だが、彼は「これほどの力とは…」とだけ呟き、袖で自分の口元を拭って何事もなかったかのように、感情の読み取れない顔へ戻った。

そして、骨張った手で私を掴んでグリンデルバルドの手に乗せた。

…殺される。


その衝撃で、もやも消え、さらに床の氷も消えていった。

ニュート「この魔力は…!なんであなたがいるんだ。それに…Aを離せ」

ニュートが部屋に戻ってきた。杖をグリンデルバルドに向け、今にも攻撃呪文を放とうとしている。だが、グリンデルバルドはおもしろそうに嗤ったままだった。

グリンデルバルド「ニュート・スキャマンダー、お前はこの魔法動物のことを何も知らないのか?……レベリオ」

グリンデルバルドが無造作に私を床に下ろし、レベリオを唱えた瞬間、周りのものがどんどん小さくなり、やがて私は完全に人間の姿に戻った。







あのグリ様から血を吐かせるほどのダメージを負わせるなんて、Aちゃんはすごく強い(確信)。


ハリー・ポッターシリーズを見てみると、あの叔父さん叔母さんいとこに虐待&いじめられていたのに、よくオブスキュラスでなかったよな…とか考える。これもハリーのお母さんの守りの魔法の効果なんだろうか…?

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ルイーザ - もちもちさん» ありがとうございます!ファンタビを見ていて、あぁーニフラーになってニュートと一緒にいたい…と思ったのがきっかけです笑 (2019年3月2日 19時) (レス) id: 9b9c086320 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - 自分が二フラーになるというのは斬新なアイデアですね!!! (2019年3月2日 11時) (レス) id: 1a117e39f3 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ - かなとさん» 外しておきました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年3月1日 17時) (レス) id: 9b9c086320 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読んでオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月1日 16時) (レス) id: 32a3956d03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルイーザ | 作成日時:2019年3月1日 14時

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