ニフラーになった私

ごはん ページ11

…それにしても、埃だらけ。ニュートってスコージファイ使ったことないの！？

人間に戻れたときはトランクの中に入ってあちこちにスコージファイをかけまくろう。そう決心した。

ニュートは椅子に座って、杖を振った。すると、卵とかベーコンとかがフワフワと浮かび、ごはんが出来上がる。お皿にひとりでに入って、ニュートのところに飛んできた。

…お腹、空いた。

私はニュートの肩から飛び降りて、ニュートのお皿からキャベツとイチゴを盗んだ。

ニュート「…あっ！こーら」

取り返そうとするニュートの手の隙間をすり抜けて、私はキャベツをしゃくしゃくと食べた。

本当はベーコンなども食べたいが、このニフラーの体に合うかわからないので、やめておいた。

私はイチゴにかじりついた。朝から何も食べてないから、新鮮な甘みと酸味がたまらない。

…ああ、本当に美味しい。

私がどういう表情をしていたかわからないが、私の顔を見たニュートが笑ってイチゴをもう一つくれたので、ありがたくそれをいただき、私の朝ご飯は終わった。



スコージファイはゴシゴシ呪文とも呼ばれ、対象物を綺麗にするという呪文です。

似ていてややこしいのがステューピファイで、これは失神させる呪文です。

この二つ、似てない？

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