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五「宿儺の名を冠し死後、呪物として時代を渡る死霊さえ僕らは消し去ることが出来なかった。」
「紛うことなき呪いの王ですのよ両面宿儺は。」
その指を食べあろうことか受肉し抑え込めることの出来る未来の若き術師である虎杖悠仁に関心を持つAは、これからの未来が不謹慎にも楽しみに感じてしまう。
虎「先生とどっちが強い？」
その質問に対し五条は『んーそうだね』と言葉を探す。
五「力の全てを取り戻した宿儺ならちょっとしんどいかな」
と、あくまでも明るく言う五条。
それに対して少し幼い子供のように『負けちゃう？』と聞く虎杖。少しの沈黙のあと"いつも通りの表情"でこういう
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五「勝つさ」
その様子を見て、かっこいいと少し上がった心拍数を抑えるように胸に手を当てるA。
そうこうしてる間に学長室の前まで来ている。木造の柱が何本もありロウソクで灯りをともしている部屋へとはいる。扉が勝手に閉じていくと同時に『遅いぞ悟』という学長の声が聞こえる。
その声の方を見ると人形、いや呪いの籠った人形『呪骸』に囲まれ。座りながら呪骸を作っている夜蛾正道が居る。
夜「8分遅刻だ。」
何も知識のない虎杖からは厳つい男が可愛いとは言い難いが可愛い人形に囲まれ人形を作っているさまが見える。その様子に少し呆気に取られつつも心に思っていることが顔に出る虎杖。
それを気にする様子もなく人形をつつきながら話し続ける。
夜「責めるほどでもない、遅刻をする癖。治せと言ったはずだぞ。」
そしてとうとうそのミスマッチな様子にやられたのか『おっさんが可愛いを作っている』と心の中で思う虎杖。
その一方、五条はどうでもいいように
五「責めるほどじゃないなら、責めないでくださいよ。どうせ人形作ってるんだからいいでしょ8分くらい」
と夜蛾に対して言う。
そして虎杖に『
製作中の人形を持ちながら『その子が？』と聞く。そして虎杖は夜蛾に挨拶をする。
虎「虎杖悠仁です！好みのタイプはジェニファー・ローレンス。よろしくお願いします！」
部活動か何かの挨拶かと一瞬錯覚してしまうA。
間髪入れずに夜蛾が『何しに来た』と問う。
ハッとした顔をし小さく『面談』という虎杖に畳み掛けるように『呪術高専にだ』と聞く
虎「呪術を習いに？」
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作者名：吉村 | 作成日時：2020年11月24日 14時
