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任務もなく家入からは報告書等は伊地知に書かせたという五条からの伝言を聞いたAは暇を持て余していた。
五条が仙台へいってから既に1日経つが彼はいつ帰ってくるのかと考えているときだ。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
「連絡が遅いわ、何をしていたのかしら」
思い浮かべていた人物からの着信に喜んでいるが照れ隠しで冷たい態度をとる
五「あらー？もしかして寂しかったのかな？もう僕の奥さんはホント可愛いよね。もうすぐで高専に着くからさ出迎えに来てよ。」
からかうだけからかい通話を終わらせる五条に呆気に取られてしまうA。
「も、もうすぐってもうすぐよね、、」
そういい慌てて身だしなみを整える。現時刻は昼過ぎだが、何も無いと限界まで寝てしまう彼女は寝起きのままだった。
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身支度を整え、正門へと向かう。
すると正門前の階段からは見慣れた白髪が少し見えた。
五「Aーー！会いたかったよー」
Aの姿を黙認するや否や抱きついてくる五条に恥ずかしさを覚え手で押し払おうとするが力が強いため離れない。
「離れなさいよ悟！他人の前で抱擁され恥ずかしめを受ける私の気持ちが分からないのかしら！！」
そう、五条悟の横には初めて見る少年がポカーンとこちらの様子を見ているのだ。
五「えーそんなこと言ってAだって寂しかったでしょ？僕にはわかるよ。電話を出た時は寝起きにも関わらずワンコールで出てくれたし、僕の要望に答えるために慌てて身支度してくれたんでしょ？もうほんと可愛いなー」
全てお見通しの事を言われ何も言えなくなるAは先程とは打って変わって頬を赤く染め五条の体に顔を俯けた。
虎「あのー先生、この人は？先生の恋人？」
若干引き気味になりながらもいちよう話を振る彼は
五「あれー？言ってなかったけ恋人じゃなくて僕の奥さんだよ。」
『あれ冗談じゃなくてホントだったんだ、、』と先程の五条とAの通話内容を聞いていた虎杖は驚く。
「こっほん、浅成Aよ。よろしくお願いしますわ。」
仕切り直すように右手を差し出し握手を求める。
虎「おう！よろしくな！」
タメ口を聞かれてしまったことに驚きつつもいつもの事だとため息をつく。その横で五条は大爆笑しているので足を踏み付ける。
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作者名：吉村 | 作成日時：2020年11月24日 14時
