○ ページ5
·
·
·
·
夜「浅成は大丈夫そうか」
そのまま扉にたち五条の質問には答えずに元教え子の心配をする夜蛾。
五「怪我は硝子が治しましたし後は寝て回復するのみって所ですかね。」
夜「そうか。話は変わるが上の連中から連絡があってな特級呪物が行方不明なのが相当心配らしく特級呪術師であるお前が現場につけとのことだ。」
変わらない表情のまま五条につげる夜蛾。それに対しめんどくさいような表情を浮かべる五条は『やれやれ老人は心配性が多くて困るねー』といいAの顔を見つめたあとに座っていた椅子から立ち上がる。
五「ま、Aにも言われたんでしょうがないから行きますよ。」
夜「ああ、よろしく頼むぞ。」
そう言い夜蛾は去っていく。五条は伏黒の元へと行く準備をしにAへと置き手紙を残し医務室を出ていった。
·
·
·
翌日の午後。目が覚めたAは、ぼんやりとした脳みそを働かせるが中々すっきりしない
「あの男、気絶させましたね、、」
低血圧なため頭を抑えつつ少し恨みの籠った声で独り言を零しながらも五条悟に気絶させられたことを思い出す。
ふとベットの備え付けの机に置き手紙らしきものが目に入り手に取り黙読をする。
お疲れサマンサー!
よく眠れたかな?眠れたよね!
生徒想いのGTGだから恵ちゃんを助けに行ってくるね!
Aはちゃんと休養をとること
By君の大好きな五条悟より
P.S.寝顔が最高にキュートだよ!
最後の文に目が留まりご丁寧に五条の声で脳内で再生されたため思わず持っている手紙を握りつぶす。
「あの男、帰ってきたらぶちのめすわ」
家「オーオー怖い。そんぐらいの元気があるなら大丈夫そうね。」
その様子を見ていた家入がマグカップを持ちながらAに話しかける。
「硝子！おはようございますわ。ごめんなさいね毎回医務室を使ってしまって。」
"毎回"と言うのもAは任務で呪力がなくなりそうになる度に医務室で目が覚めるからである。
家「おはようA。気にしないの、これも私の仕事なんだから。」
そういい『なにか飲む？』と起きたばかりのAを気づかう。
「お紅茶をお願いできるかしら」
『わかったよ』といい紅茶を作りに給湯室へ向かった硝子を見送る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：吉村 | 作成日時：2020年11月24日 14時
