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曇天に覆われた空
雨がザーザーと降り注ぐ
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高専1年が派遣された特級仮想怨霊の任務にて虎杖悠仁が死亡した。
そしてそれを救うおうとした呪術高専1年副担任浅成Aは重度の怪我と激しい呪力の消耗により意識不明の重体。
医務室に横たわる彼女の怪我は家入の賢明な手当により大事には至らないがまだ痛々しいくらい至る所に包帯が巻かれている。
伏「浅成先生は目覚めるんですよね」
そう聞くのは1年伏黒恵。
それに対し五条は表情にはださないがこの状況がかなり頭にきてるようだ。
ちなみに、虎杖悠仁は死亡したと初めに言ったが実は生き返っている。だが、それを知っているのはごく一部だ。
五「目覚めるさ、目覚めてくれないと僕が何をしでかすか分からないからね」
そして暗い顔をした釘崎野薔薇がポツリと言葉をこぼす。
釘「浅成先生さ、言ってたのよ。五条先生が居るから呪術から逃げなかったって。あの人がいるから頑張れるって、、」
拳を握りしめ顔を歪ませ泣くのを耐えている釘崎。
釘「今度、真希さんと3人で女子会しよって約束もしてたの、、それなのに、、どうして」
その釘崎の様子を見て伏黒は顔を伏せる
伏「この人は、俺と宿儺が戦っているところに自分の任務が終わったあと怪我の手当もしないできてそのまま俺を庇ってくれた。
虎杖が、、、虎杖が死んだあと何も出来なくて立ちすくむ俺の前で虎杖に空いた穴と心臓を直そうとしてた、、。」
目の前で起きた事実にただ立ちすくみ何も出来なかった自分に苛立ちを覚える伏黒。
五「、、、大丈夫。Aは必ず目覚める。」
ザーザーとやまない雨の音が静かな部屋に響いていた___
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時は変わり高専2年と特訓をしてる伏黒、釘崎がいない間に虎杖悠仁もまた五条と浅成のお見舞いに来ていた。
虎「先生はさ、どうして浅成先生と結婚したの?」
その質問にしばらくの沈黙が続く
虎「、、ごめんこんな時に聞くことじゃねーよな」
五「いや、いいさ。そうだね悠仁に話してあげよう。僕とAの出会いを____」
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作者名:吉村 | 作成日時:2020年11月24日 14時