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宿儺の指を食べ受肉してしまったことを聞いた釘崎は引いた様子で『衛生観念きもすぎ、無理無理無理無理』と言う。
虎「なんだとー!」
伏「俺は同感」
すると虎杖はまるで最後の希望かのようにAを期待した目で見つめる。
「ぅ、、まぁ、虎杖が無事で元気ならいいんじゃないかしら」
そう虎杖を慰めるAだが、果たしてそれは慰めになるのかは分からない。
虎「先生ー!ありがとう大好き」
そういい虎杖がAに抱きつこうとした時だった。
がしっと虎杖のパーカーを掴み押さえつける五条。
五「悠二、抱きつくなら僕にしなさい。そして今日は君たちがどこまで出来るか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね」
と言う。いつもの五条に見えるがそこには心做しか黒いオーラが見える。
虎「ひぇ、、先生怖っ」
怖がる虎杖から手を離しそのまま話を続ける五条。
五「野薔薇、悠二。2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」
そう言われ『げっ』と嫌そうにする釘崎
虎「あれ?でも呪いは呪いでしか祓えなんだろ?俺呪術なんて使えないよ。」
疑問に思う虎杖に五条が振り向き答える。
五「君はもう半分呪いたいなもんだから。体には呪力が流れているよ。」
それに続けてAが話す。
「ですがまぁ、呪力のコントロールは一夕一朝じゃ行かないのでこれを使うといいですわ」
そういい虎杖に呪具であるとざまを渡す。
虎「おーー」
初めて見る呪具に関心を覚える虎杖。
五「呪具、とざま。呪力の籠った武器さ」
五条の説明を聞きながら呪具を上に掲げるようにして眺める虎杖。
五「これなら呪いにも効く。」
釘崎は虎杖の呪具を見て『だっさ』といっそうし廃ビルへと向かう。それに続く虎杖。
五「あぁそれから、宿儺は出しちゃダメだよ?あれを使えばそこら辺の呪いなんて瞬殺だけど、近くの人間も巻き込まれる。」
そう付け足して説明する五条。
虎「わかった、宿儺は出さない。」
一向に来ない虎杖に『早くしろよ』と催促する釘崎。それに対し少し呆れたように『はいはい』と答える虎杖。
五「いってらっしゃーい」
こうして2人の実地試験が始まったのであった____
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作者名:吉村 | 作成日時:2020年11月24日 14時