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不服ながら五条悟に姫抱きされたまま任務を終えて伊地知がいる場所へと向かう
五「そう言えばいつものあの呪具はどうしたの?あれがあればあんな雑魚倒せただろ?」
「忘れたのよ、悪い?」
頬を膨らませ睨みあげるが上目遣いになっており少しも怖さを感じないことは五条の内心に留めておく。
五「へー君もドジすることなんてあるんだね、電話が来た時はびっくりしたよ」
軽い感じで話す彼の言葉は相変わらず信ぴょう性がないとため息をつくA
「まあ、助けてくれて感謝してあげるわ」
ふっと笑みを零し『はいはいお嬢様』と慣れた様子の五条は電話がかかってきた時を思い出す。
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いつものように伊地知に書類類の仕事を押し付けてサボっているときだった
A専用の着信音がなり、ワンーコルででる。
五「やあやあどうしたのAちゃん。君から電話なんて珍しいね?なに、寂しいの?」
内心着信が来たとことに喜んでいるがその様子は見せずにいつもの如くからかっていた
「っ、、それどころじゃないのよ!私を助けなさい五条悟。」
その一言で全てを察した五条は電話を切り前もって知っていたAの任務場所に向かったのだった。
五「いやー俺が来るってのに残り少ない呪力で領域展開をしようとするなんて君馬鹿なの?」
「うるさいわね、呪具がないから仕方なくよ倒せなくても貴方が来ると思ってしたの!」
バカにされたことに恥ずかしさを感じながら反抗するAとそれを優しく見つめる五条の様子はさながら恋人、、いや親子のようにも見えた。
五「ふーん、ま、いいや。もう寝なよ高専に着いたら起こすから。怪我酷いんだろ?」
先程のからかう調子で話すのとは違い優しく諭すように話しかける五条。
「そ、そうね、そうするわ、、」
そういい体力も呪力も限界だったAが五条の腕の中で眠りにつく。
五「まったく僕のお姫様は相変わらずお人好しで無茶したがりなだから、困っちゃうよねー伊地知。」
Aを姫抱きして現れた五条に突然話を振られた伊地知は戸惑いながらもなんと受け答えするのが正解か分からないので『乗ってください』と車のドアを開けた。
五「お疲れ様、A。ゆっくり休むといいよ」
そう、Aを膝枕の状態で寝かせた五条悟の表情はそれはそれは優しすぎて怖かったとあとで伊地知は語った。
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作者名:吉村 | 作成日時:2020年11月24日 14時