好きこそ物の上手なれ (ページ17)

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3人目の1年生編

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　3人目、と言っても既に入学が決まっていた1年生を向かい入れるため原宿駅に集合している。

　出かけるといった五条本人はまだ来ておらず虎杖、伏黒、浅成の3人が集まっている。

　虎「1年がたった3人って少なすぎねー？」

　と、棒付きアイスキャンデーを食べながらいう虎杖。制服は届いていたようでもうすっかり高専の生徒だ。

　伏「じゃあお前、今まで呪いが見えるなんてやつ会ったことあるか？」

　伏黒に聞かれ、アイスを食べながら考える虎杖。

　虎「んー、ねえな」

　と即答する。それに対し伏黒は『それだけマイノリティなんだよ呪術師は』と答える。

　つい最近まで呪いの存在など知らなかった虎杖にとって初めて知る知識は多いようだ。

　虎「ていうか俺が三人目っていってなかった？」

　自分が三人目であるのに3人目を向かい入れることに疑問を感じた虎杖は質問する。

　「入学はずいぶん前に決まっていましたのよ。高専は表向きは宗教系の私立学校を名乗るくらいですものそこに来る人にも何かしら事情がある方は多いわ。」

　虎「そっかー、てか先生は俺らの副担任だったんだね知らなかった。」

　初対面の時、五条にタメ口は辞めてあげてと言われたはずの虎杖だが忘れたのかはたまた無意識なのかタメ口で話す。

　「、、、ええいちようはその立場にいますわ、、」

　そうAが言い終わったのと同時に駅ホームから五条が出てくる。

　五「お待たせー！お、制服まにあったんだね」

　虎杖の格好を見てそう納得する五条。

　「おまたせしすぎよ悟。貴方に言われて早起きしたのに意味なかったじゃない」

　そう拗ねるように言うAに『ごめんごめん』と頭を撫でる五条。その様子を見つつも自分の制服と伏黒の制服と少し違いがあるのが気になり五条に質問する虎杖。

　虎「ぴったしだけどさ、伏黒の制服とビミョーにちげーんだな。パーカー着いてるし」

　それに対し五条はさも当たり前のように『制服は希望があれば色々いじって貰えるからね』と言うがその事を知らない虎杖は戸惑う

　虎「え、俺そんな希望だしてねーけど」

　すると五条は特に詫びる様子もなく

　五「そりゃー僕が勝手にカスタム頼んだんだもん」

　と虎杖に告げる。その様子を見てため息をつくAに伏黒も心の中で同感する。