おまけ ページ12
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Aの自室へと入りAに入れてもらった紅茶を飲む五条と先程の事であくまでも自分は怒っているとつーんとした態度でいるA
その態度は部屋に入れ紅茶を出している時点で意味が無いのだが可愛いからしばらく様子を見ていようと放置する五条は中々性悪だ。
好きな子ほどいじめたくなるタイプなのだろうか。
「私、怒ってますの、、、」
ボソリ、と五条の顔を見ずに話し始める。
「任務から帰る直前に連絡を入れたり、帰ってきたと思ったら私を散々からかったり、、、怒ってますの!!」
頬をふくらませながらそっぽを向いたままの彼女はやはり童顔なため小さい子が怒っているように見える。
五「、、、ふっ、俺も怒ってるんだぜ?A」
バンダナを外し"素の自分"に戻る五条。
彼の素の態度や素顔に耐性がない彼女は直ぐに照れるが何とか耐える。
「何に怒ってますの、、。一般人に呪力を使ったことならあれは仕方ありませんわ」
Aが言い終わるのと被せるように五条は話す。
五「A。俺がもしあの時お前の連絡に気づかなかったら?もし万が一、Aが任務に行く度俺は不安になるんだ?分かるか?」
「だ、だからわざと連絡をよこさなかったのね、、」
そう、五条はいつも自分が任務にいく時はしつこいと言っていいほどAに連絡を入れる。だが恵の元へ行った時は一切連絡をくれなかったのだ。
五「さすがAちゃーん。よく分かってる。俺はお前を失いたくないよA」
ふざけた調子から優しく真面目な様子で話す五条。テーブル越しに手を伸ばしAの頬を優しく撫でる。
「っ、、ごめんなさいですの、、確かに呪具を忘れた状態で瀕死の一般人に呪力を流したのは選択ミスでしたわ、、でもほっとけなかったんですの。」
五「ふふっ、分かってるよ。そこが君の弱点であり利点だ。今度から気をつけてくれれば僕だってもうあんな事はしないよ。」
少し威圧するようだった五条の雰囲気が解け安心したAはポロポロと涙を流してしまう。
五「え、あ!!ごめんね!A。大丈夫もう怒ってないから。やりすぎたよ、ほんとごめんね、、」
優しく笑いAの目の前まできた五条はAを優しく抱きしめる。
「こ、怖かったわ。嫌われてしまったかと思ったの。」
五「僕は簡単に嫌うような子を奥さんにしたりしないよ。」
このあと2人は仲良く同じベットで寝たのであった。
終わり
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作者名:吉村 | 作成日時:2020年11月24日 14時