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虎杖が答えを導きだし告げたあと少しの沈黙がはしる。
夜「悟、浅成。寮を案内してやれ。それから諸々のセキュリティーの説明もな。」
彼は合格したのだ。
「合格よ、虎杖悠仁。よく来ましたわ呪術高専へ。」
自分のセリフを浅成に取られてしまい『浅成、、』と悲しそうに見つめてくる夜蛾。
「学長のお話は長すぎますわ。さ、虎杖この私が案内してあげるのだからさっさと立ちなさい。」
そう言い外へ出ていくA。それを合図かのように術式を解いていない呪骸が虎杖を殴ってしまった。
寮の案内も終わり。暇を持て余したAは明日迎える3人目の1年生に会うための準備をしようかと考えていた時だった。
五「Aちゃーん、ちょっと僕のお部屋に来てお話しようよ。」
と、五条が背後から抱きついてくるので気を抜いていたAは驚きのあまり固まってしまう。
五「あれー？おーいA？」
はっと呼吸を取り戻し自分に抱きついたままの五条に回し蹴りをしようとするが片手で足を掴まれてしまう。
「っ！！！レディーになんて格好させるのよ！破廉恥、変態！！その手を退けなさい」
顔を真っ赤にし反応するがまったくと言っていいほど効果はない。
五「もっとすごい格好にさせられた時があるのにこんなんで照れちゃうなんて可愛いね」
そうニタニタと笑う五条にぐうの音も出ないので無理やり足をおろしそのまま自室へと向かう。
五「おーい待ってよぉ。僕の可愛い大好きな奥さん」
その言葉を聞きピタったと立ち止まるA
「紅茶ぐらいは出してあげますわ、、」
そう言いふんっと息を巻き返し歩いていくA。確信犯のように微笑みそのあとを着いていく五条。
その様子を見ていた虎杖は恵に聞いた『あの二人本当に夫婦なんだよな？』
恵「あー、俺にもよくわからんが。あと2人はいつもあんな感じだ。」
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両面宿儺編、これにて完結。
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作者名：吉村 | 作成日時：2020年11月24日 14時
