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まだ時間ある?ってやってきたのは、玲於の家。

相変わらず広々したリビングに落ち着かない。

「酒のむ?」
「うん、もらおうかな」
「ん」

冷蔵庫から取り出した、お酒を受け取る。

チビチビそれを飲む玲於。
急にだんまりで、どうしたんだろって顔を覗き込む。

「ん?」
「急に黙るから」

フッて笑って、私の髪に指を通す。
そのまま耳を撫でられ、玲於の整った顔が近づき、唇が重なった。

そのままスッと立って、テレビ横にある小さな引き出しに手を伸ばしている。

玲於をぼーっと眺めていれば、
私の横へ戻ってきた。

「A」
「ん?」

ギュッと握られた手。
私たちの手のひらにある違和感。

玲於の手が離れ、自分の手のひらを見た。

「え、これ…」
「一緒に住まない?」

私の手に握らせた、合鍵。

「ちなみに彼女に鍵渡したのAが初めて」
「玲於…」
「この前も言ったけど、この仕事してると気抜けない」
「…うん」
「Aの前だけ、俺らしくいれる」

私の太ももに置かれた玲於の手が
サラサラと撫でるように動く。

「会えなくても、同じ家に帰るって考えると寂しくないし、仕事も頑張れる」

目尻に溜まる水を、玲於が人差し指でゆっくり拭った。
ククッて笑って、

「また、温泉湧いてるの?」
「これ涙」
「ふはっ!違いわかんねー!」
ケラケラ笑う玲於につられて、私も泣き笑い。

「で?」
「なに?」
「返事は?」
「…私も玲於と同じ家に帰りたい」

キョトンと私を見たあと、
ハァってため息をつかれた……え?

「ごめん!なんかまた間違え、」
「あのさ、」
「ハイ…」
「なんなの」
「えーーー!?な、なにが!」

頭をバシッとはたかれて、
うるさい!だって…あんたが、なんなんだ!!

「いつからそんな可愛い事言えるようになったんですか」
「可愛いって…」
「同じ家に帰りたいとか可愛すぎでしょ」
「…ご、めん?」
「なんで謝んだよ」

バカにしたように笑ったかと思えば、
優しく微笑んで、腰に腕を回し、私を引き寄せた。

頭に上がってきた手が、玲於の肩へと誘導する。

それに従うように、コテンと玲於の肩に寄りかかった。


「寝室は一緒ね」
「ベッドは二つ?」
「一つ」
「自分の部屋は?」
「いらないでしょ」
「ほしい…」
「贅沢言うな」
「玲於の部屋は?」
「あー浮気用の?」
「コラッ!」

足をバシッと叩けば、ケラケラ笑う。

「嘘でぇぇええす」
「あ、それ隼の?」
「お、よくご存知で」

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ゆーり - 最後までめちゃくちゃ面白かったです♪切なくなったりキュンキュンしたり本当に最高でした!次の作品も絶対に読みますね。お疲れ様でした! (1月8日 23時) (レス) id: 8cb08efa43 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - 完結おつかれさまです!2人のラブラブな感じも良かったけど、4人でワチャワチャしてるのも好きでした!(^^)!オフィスラブ...。好きです(笑)自作も楽しみにしてます! (1月8日 20時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - やっと解決したー!!2人のラブラブな姿を見たいですね!(^^)!更新楽しみにしてます! (12月25日 1時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 亜嵐からのお話は仲のいい2人に影響ない話題でありますように(≧▽≦) (12月11日 21時) (レス) id: 3dd427fe94 (このIDを非表示/違反報告)
matsuri(プロフ) - めあさん» コメントありがとうございます☆更新速度上げられるように頑張ります(T_T) (12月10日 17時) (レス) id: 92d72416b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:matsuri | 作成日時:2019年11月18日 15時

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