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「ワニさんかよ」
「わわわっ」
お腹に腕が回って、
竜胆の足の間にすっぽり。
その…、当たってるんだよね。あわわ
「それじゃ息出来ねェだろ、おバカさん」
通りで苦しいと思ったんだよね。てへ
いやでも、そうでもしてないと
落ち着かないの！
「竜胆…？」
「ん？」
「さっきまで、美愛ちゃんちにいたの…？」
うなじにチュッとして
私の肩に顎を置いた。
まま、まって！距離近すぎだって！
「美愛んちっつうか、兄貴んち」
「そ、そっか！」
「一緒に住んでっから、必然的に美愛もいるけど…」
なるほど…。
なんか今までの勘違い暴走が
めちゃめちゃ恥ずかしい…！
「美愛はガキの頃から、妹みたいだった」
「うん…」
「手繋ぐのも、深い意味なんてねェ」
「妹と手を繋ぐなんて、よくある事だもんね！」
竜胆は私が一番って言ってくれたし、
私と出会う前の関係性を、私がとやかく言う資格なんてない。
「でも、もうしねェ」
竜胆が私の首に顔を埋めて、
くぐもった声で、続けた。
「俺さ、今日お前の隣に男がいて、気狂いそうだった」
「レンくん…？」
「……お前の口から男の名前が出んのも気に入らねェ」
「ごめんね…」
「バカ、謝んな！」
私を抱く腕に力を込める。
あ…、ちょ、竜胆さん？苦しいです！
「俺はそれを、散々お前にしてたんだよな」
「竜胆…」
「もうAの嫌がる事はしねェ」
「でも、幼馴染でしょ？」
そんな簡単に割り切れるものなんだろうか？
「美愛にも言われた」
「なんて？」
「私には蘭がいるけど、Aちゃんには、竜胆しかいないって」
美愛ちゃんの、竜胆だいすきって
あの感じも、本当にただの幼馴染なんだ…。
「兄貴に甘やかしてもらうから、竜胆は自分の彼女だけ甘やかせってよ」
そんな優しい美愛ちゃんに
私すごい態度取ったよね…？
「今日…、もう昨日か」
「ん？」
「美愛が、兄貴と四人で飯食おうって言っててさ」
「……ごめん」
「次は来てくれる？美愛が仲良くなりたいって」
「私はちゃんと謝りたい…」
「あの日は仕方ねェよ、気にすんな」
美形兄弟に美形幼馴染。
＋田舎娘。
え、私その場にいて大丈夫？
えらい醜くないか！？
「絵面的に大丈夫かな…」
「ん？なにが？」
「三人の顔面に圧倒されちゃう！」
「……ごめん、意味わかんね」
お前みたいな美形には、
わかんない悩みだよ！！ケッ
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nori(プロフ) - いつ見てもほんとに面白くて泣けて最高にドキドキして何回も見返しちゃいます笑作者様がこのお話を作ってくれて読めてめっちゃ幸せです✨！お体気を付けてお過ごし下さい！ (2023年1月7日 18時) (
レス) @page38 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
matsuri(プロフ) - raaaaaaamさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(T_T)♡春千夜くんバージョンお話思いついたら、ぜひ書かせて頂きますね♡ナイ頭フル回転で頑張ります(笑) (2021年11月26日 9時) (レス) id: 92d72416b1 (このIDを非表示/違反報告)
raaaaaaam(プロフ) - ふぉーー！素敵な作品すぎて気づいたらこんな時間に…⤴︎︎⤴︎︎ 同じバージョンよ春千夜も希望したいです(T ^ T)(T ^ T) (2021年11月26日 6時) (レス) @page45 id: c6906907ca (このIDを非表示/違反報告)
なる - テスト期間で完結してたの知りませんでした！おめでとうございます！！もう最後の最後まで最高に感動しました！二次作品も心待ちにしてます！ (2021年11月13日 16時) (レス) @page44 id: ec50fd9b43 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作の蘭ちゃん編から読ませて頂いてます。竜胆のあまぁぁあい言葉にキュン超えてギュンギュンしました！番外編楽しみに待ってます！！ (2021年11月9日 17時) (レス) @page44 id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：matsuri
| 作成日時：2021年10月13日 17時
