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今日星座占いビリだったっけ？
なんでこんなに、ついてないの…。
来た道を戻ろうと、男の後ろを通り過ぎた時だった。
「なにしてんの」
「……職場に鍵忘れた」
ドアを開け、私を振り返る男。
早く入ればいいのに。
「は？どこだよ職場」
「あんた達が殴り合ってたとこ」
時計を確認すると、もうすぐ日付が変わろうとしていた。
明日は良い日になりますように…。
「危ねぇから明日にしとけ」
「大丈夫、ありがとう」
案外良い人なの？
営業スマイルを向けて、エレベーターに向かう。
グイッ。
「えっ、なに！」
「来い」
男は私の腕を掴んで、
玄関のドアノブを握った。
「ま、まって！」
「んだよ」
「なにって、」
「入れ」
むりむり！
こんな怖い人と、密室で二人になりたくない！
「やだよ！怖い！」
「これでなんかあったら、こっちが寝覚め悪ィんだよ」
「さっきまでボコボコに殴ってた人が言うセリフかな…」
「うるせぇ口だな、塞ぐぞコラ」
引っ張られてる腕が抜けそう。
え、今ミシッて言わなかった？
そのままパタンとドアが閉まり、手を引かれるまま、リビングへと上がり込んでしまった。
殺風景な部屋。
本当に寝る為だけに、使っているような…。
「風呂入って来い」
携帯をいじりながら、私には目もくれず言い放つ。
汗が気持ち悪いので、おとなしく借りる事に。
……が、着替えがない！
どど、どうしよう！
なんで入る前に気付かないかな…。とほほ
「わわわ！」
「んとに、落ち着きのねぇ女だな」
仕方なく先程の服でリビングに行くと、
半裸でソファに座り酒を飲む男。
「服着てよ！」
「あちーんだよ」
男は私に振り返り、ニヤッと笑った。
「なに？照れてんの？」
「ちがっ」
「可愛いとこあんじゃん」
私を見下ろし、少し屈んで顔を覗き込む。
頭に警報が鳴り響いた。
「悪くねぇな、やるか？」
「な！誰があんたなんかと！」
「冗談だ、バカ」
私から離れて、寝室へと消えた。
……かと思えば、バサッと私の顔に何かを投げつける。
「んぐっ」
「それ着ろ、気持ち悪ィだろ同じ服」
「……ありがと」
「ん、あとこれ使え」
渡されたのは、トレーナーとメイク落とし。
彼女いたんだ。
罪悪感を感じながら、顔を洗って着替えを済ませた。
「お前も飲むか？」
男の言葉に頷けば、
隣をトントン叩いて、私を呼んだ。
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nori(プロフ) - いつ見てもほんとに面白くて泣けて最高にドキドキして何回も見返しちゃいます笑作者様がこのお話を作ってくれて読めてめっちゃ幸せです✨！お体気を付けてお過ごし下さい！ (2023年1月7日 18時) (
レス) @page38 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
matsuri(プロフ) - raaaaaaamさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(T_T)♡春千夜くんバージョンお話思いついたら、ぜひ書かせて頂きますね♡ナイ頭フル回転で頑張ります(笑) (2021年11月26日 9時) (レス) id: 92d72416b1 (このIDを非表示/違反報告)
raaaaaaam(プロフ) - ふぉーー！素敵な作品すぎて気づいたらこんな時間に…⤴︎︎⤴︎︎ 同じバージョンよ春千夜も希望したいです(T ^ T)(T ^ T) (2021年11月26日 6時) (レス) @page45 id: c6906907ca (このIDを非表示/違反報告)
なる - テスト期間で完結してたの知りませんでした！おめでとうございます！！もう最後の最後まで最高に感動しました！二次作品も心待ちにしてます！ (2021年11月13日 16時) (レス) @page44 id: ec50fd9b43 (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作の蘭ちゃん編から読ませて頂いてます。竜胆のあまぁぁあい言葉にキュン超えてギュンギュンしました！番外編楽しみに待ってます！！ (2021年11月9日 17時) (レス) @page44 id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：matsuri
| 作成日時：2021年10月13日 17時
