48話…ボールは俺が持って行く。 ページ8
「…日向には技術も経験も無い」
「!?菅原さん!?」
「翔陽しっ」
菅原さんはキッパリと本当の事を言った。
翔陽はそれが悲しかった様子だ、でも今は菅原さんの話しを聞いた方がいいから私は「しっ」っと言った。
菅原さんの話は続く。
「中学でお前にギリギリ合わせてくれた優秀な
「!エッそんな…天才とか大げさです。いや、そんな…」
「言ってねーよ」
「言ってないよ」
菅原さんの言葉に嬉しくなって調子に乗った翔陽に私と田中さんが同時にツっこむ。
「…お前腕があったらさ、なんつーか、もっと日向のもちっていうか才能っていうか、そういうのもっとこう…えーっと…」
菅原さんは言葉選びが今できていない様子。
「スガさんファイト!ガッと行って、ガッと!!」
田中さんはアバウトにそう言った。
「なんかうまいこと使ってやれんじゃないの!?」
菅原さんは言葉を絞り出してそう言った。
なんかうまい事ってなんだろ?
「…俺も…お前と同じセッターだから去年の試合…お前見てビビったよ。ズバ抜けたセンスとボールコントロール!そんで何より…敵ブロックの動きを冷静に見極める目と判断力!!」
菅原さんは子供のようにウキウキと言った。
だが少し暗い顔になって
「…俺には全部無いものだ」
と言った。
何かあったのかな?
「技術があってヤル気もありすぎるくらいあって何より…"周りを見る優れた目"を持ってるお前に仲間のことが見えないはずがない!!」
菅原さんが言い終わると影山は何かをシ-ンと考えている。
「…俺は」
静かに影山は話し始めた。
「おまえの運動能力が羨ましい!!」
おぉ翔陽の事褒めた?
「だから能力の持ち腐れのお前が腹立たしい!!」
まぁなんと正直に言いますねー。
「──それならお前の能力、俺がぜんぶ使ってみせる!」
影山は翔陽を指をさしながらそう言った。
何なんだろ?
「──お前の1番のスピード、1番のジャンプでとべ、
ボールは俺が
影山は目に光を持ってそう言った。
持っていく?どうゆう事だ?
━━━━━━━━━━
それから影山の言い分を聞き、やってみる事になった。
影山は静かに周りを見た。
「(凄い集中…)」
田中さんがレシーブをし、翔陽が飛んでスイングして瞬間。
ドッバンッ
と体育館に響いた。
その攻撃はすごくすごく速いトスからのすごく速い速攻だった。
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みずい(プロフ) - 涙さん» ありがとうございます!!ノロノロ更新ですが楽しみに待ってて下さい!!! (2020年1月24日 17時) (レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2020年1月23日 21時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
みずい(プロフ) - R!Nさん» またコメントをくださってありがとうございます!!頑張ります!!(作者はサンタさん来なくて悲しかったのでこれで回復しました) (2019年12月26日 14時) (レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - おかえりなさい!これからも頑張ってください! (2019年12月25日 10時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
みずい(プロフ) - ソフィアさん» ありがどうございまず…(泣)ただいまです!!更新お正月休みなんてなしでしますよー(多分) (2019年12月24日 16時) (レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずい x他1人 | 作者ホームページ:http://uratuku.mizui.
作成日時:2019年11月9日 11時