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少し気持ちが沈んだまま、ついに烏野との練習試合。
「集合!!」
と言って俺らと烏野は向かい合った。
「あいさーつ!」
「「お願いしアス!!」」
「「しアース!!!」」
そう言って頭を上げると
烏野の列の端っこには眼鏡をかけている美女と俺が話したくて、会いたくてたまらなくて"大好き"でたまらない女の子が居た。
俺はその時思った"あぁ運命ってあるんだな"と。
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俺は話しかけようとAに近づいた。
緊張する。どう話せばいいか。もしかしてもう忘れてるんじゃないかと。
あと10m程の距離でAはメガネの子に話しかけられた。
パチッ
その時Aと目が合った。
「! ……」ﾍﾟｺ
Aは少し肩を震わせたが直ぐにいつもの真顔に戻りペコと挨拶をしてどこかへ行った。
「………」
何も話してくれなかった。
覚えてない?いや、けど肩を震わしたから……。
けど俺「黒尾に初めて話しかけられた時怖かったわ〜(笑)」て言われたことあるわ。
じゃあ俺、今怖がられた?
だから直ぐにどっか行ったのか?
俺は凄く泣きたくなった。
「……クロどしたの?」
研磨が俺にそう聞く。
「研磨…俺、今日命日かもしんねぇ」
「…あぁ。ドンマイ」
研磨は何かを察したのかそう言った。
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あの最悪な気分のまま試合をした。
結果は勝った。
けどチビちゃんと少し楽しそうに話すAを見て負けた気分になった。
烏野の背の高いメガネ君にちょっかいをかけたりしたけどやっぱりやるせない気分だ。
俺はこのままだと誰かに当たってしまうと思い、頭を冷やすために外にある水道に向かう。
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蛇口を捻り水を出す。
頭に水を浴び、物理的に頭を冷やした。
もういいかと思い蛇口を捻り水を止めた。
…あ、タオル忘れてた。
濡れたまま体育館に行くか。
と思っていたら。
「黒尾さん。タオルどうぞ」
と俺の大好きな声が聞こえた。
バッと振り返ると
「お久しぶりです」
と少し嬉しそうな表情の君が居た。
「え、あ、え」
俺の事覚えてたの!!
「……もしかして覚えて…」
「マス!!」
「よかった。これ使ってください。私のですけどまだ使って無いので」
と言ってタオルを渡してきた。
俺は受け取り髪を拭く。
直に香るAの匂い。
「Aちゃん覚えててくれたんだな」
と俺は聞く。
みんな思ったかもだけも心の中ではAなんて呼んでるけどAの前だとちゃん付けじゃないと恥ずかしくて呼べない。
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みずい(プロフ) - モナリザ大好き人間さん» コメありがとうございます!ですよね。ソラちゃんの「しらね!!」が大好きです。 (2020年2月15日 17時) (
レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
モナリザ大好き人間 - 私もモナリザ大好きです。モナリザ面白いですよね。(*´ω｀*) (2020年2月15日 5時) (レス) id: e2fbd5a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずい x他1人 | 作者ホームページ：http://uratuku.mizui.
作成日時：2020年1月30日 0時
