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3日目、4日目は会えず、自分の家に帰るまでのタイムリミットが近づく。
海沿いの道を歩きながら波の音を聞く。
その音は優しいけど何処か急かされているような気もした。
子供と大人の間で忙しく変わる気持ち。
あんなに晴れていた心も今となっては黒いモヤモヤとした気持ちに変わっていた。
その心を「大丈夫。きっと晴れる」と言い聞かす。
だってこの夏は特別なんだ。
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「偶然だね」
5日目、探した声が聞こえた。
声の方を振り向くとセーラー服の制服姿の君が居た。
それに見とれて俺はまた緊張してた。
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それから俺は君の事を少し知った。
AAと言う名前。
俺の2つ下の中3でここら辺に友達の家が合って最近勉強を教えている事。
たった少し知っただけなのに「やっぱ好きだ」と真っ直ぐで真っ白な恋をしたと思った。
真っ白な片思い。恋は決して濁らないんだ。
何度も話したい、君の事や俺の事を。
「明日も会えるか?」
とここで会う約束をした青い夏の物語。
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そして次の日、俺達は砂浜で星空を見ている。
視野が狭く見えてなかった東京ではあまり見られない虫が歌って星が踊る姿。
この季節を好きになれたのは君のおかげだ。
明日の今頃には触れられない場所に居る。
どうしようも出来なくやるせなくなって「まだ近くで話していたい」と言う気持ちが込み上げる。
「来年、またここで待ってます。約束ですよ?」
と少し微笑んで君が言う。
「じゃあな。また来るよ」
その時には伝えよう。
「初めて見た日から君のことが好きでした」って。
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みずい(プロフ) - モナリザ大好き人間さん» コメありがとうございます!ですよね。ソラちゃんの「しらね!!」が大好きです。 (2020年2月15日 17時) (レス) id: 0388b1704d (このIDを非表示/違反報告)
モナリザ大好き人間 - 私もモナリザ大好きです。モナリザ面白いですよね。(*´ω`*) (2020年2月15日 5時) (レス) id: e2fbd5a8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずい x他1人 | 作者ホームページ:http://uratuku.mizui.
作成日時:2020年1月30日 0時