ニーハイの日 ページ24
いい加減に秋が冬に変わろうとしている大阪某地区にて、私の無言の悲鳴が響いたと思う。
いやいや、びっくりし過ぎてそのまま三回転できるかと思った、いやいやいや、ちょっとまって。
「あ、とわぽん」
私が声にならない悲鳴を上げた原因である所のAちゃんは、脚立の上から私を見下げた。
いつもとは視線が逆ですね。
いやいや、そんな事じゃないってば。
「な、なにしとるんです...」
「上に猫逃げちゃって、ここ埃っぽいから回収」
おいで、と声をかけるAちゃんはそのまま爪先立ちをするって、まって！！
「ちょ、普通に危ないですから！」
そう？振り返るAちゃんは顔色一つ変え無い。
普通に危なっかしい！
「私変わりますよ、ほら」
近寄ると、嫌、と足を突き出される。
え、待ってその体制は。
「見えそうで見えない女子高生の編み出した脚の上げ方。
とわぽんに懐いてないから出てこないよ」
ふん、と鼻を鳴らすも、いやいや、バッチリ見えるんですよ、パンツじゃなくて、ニーハイの、素肌とニーハイの境界線が。
男は大抵ニーハイと素肌の境界線に弱い、いや確かにパンツよりか需要はないかと知れんが、見ただけでぱっぴー！！！とかそんなテンションになる。
もちろん私は公言して憚らぬことより、黒髪ロングとポニーテールが好きだが、ニーハイにだって反応する。
男だし。
しかも今のニーハイのポイントの高さは絶妙な位置に境界線がある事だ、いつもはスカートで見えない位置にある境界線が見えるだけで気分アゲアゲである。
うわ、変態くさ。
「懐いてないとか、関係あるん？」
思わず敬語も無くなってしまったが、本人は気づいていないようだ、まぁ、と答えて灰色の猫を引っ張りだしてきた。
ロシアンブルー、かな。
「あるある、ほら、部屋にお帰り」
にゃあん、と鳴いてその猫は去っていった。
ちらりと降ったしっぽは優雅だ。
「講義、はじめよ」
Aちゃんはそういうも、私の脳内は焼き付いて離れない境界線に惑わされていて正しい判断ができそうにもなかった。
______
夢主は常時ニーハイ！ニーハイ好きだけどやっぱり駄目だった！ニーハイソックスはいいぞ！！
ちょっと変態じみたとわぽんだったけど、彼も人の子脳内はこんなんかなーという願望でしたっ！
いいニーハイの日、これにて！！
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ししのめ(プロフ) - るりねぇ(*￣∇￣*)さん» コメントありがとうございます！恋愛系の参考になれているかはちょっと自信ないのですが楽しんで頂けているようで何よりです。これからもこの2人をよろしくお願いします。 (2016年12月29日 18時) (
レス) id: 6cdb4f864d (このIDを非表示/違反報告)
るりねぇ(*￣∇￣*)(プロフ) - とわこさんとの絡みものすごい好きです！私は恋愛系書けないので、凄い参考になりますw (2016年12月29日 17時) (レス) id: 59abd8695f (このIDを非表示/違反報告)
ししのめ(プロフ) - なとりうむさん» コメントありがとうございます！！私関西の方に詳しくなく...申し訳ないです、訂正して参ります。すみませんでした。指摘は嬉しい限りですのでお気になさらず、読んで頂き有難いです。これからも楽しんで頂ければ幸いです。 (2016年12月27日 18時) (レス) id: 6cdb4f864d (このIDを非表示/違反報告)
なとりうむ(プロフ) - ×木になって○気になって 連投並びに誤植すみませんでした;; (2016年12月27日 18時) (レス) id: 99128e2a06 (このIDを非表示/違反報告)
なとりうむ(プロフ) - 何だか上から目線での指摘のようになってしまい本当に申し訳ございません、関西在住の者としてはどうしても木になってしまいまして…これからも更新頑張ってください、陰ながら応援しております。 (2016年12月27日 18時) (レス) id: 99128e2a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししのめ | 作成日時：2016年11月10日 18時
