＃11紫 ページ12
勝手にシゲくんなんて呼んじゃったけど。
嫌だったかなー？
逃げ出してしまった。
桃「あちゃぁ…強引過ぎたか？」
黄「ありゃあ、やばいよ。」
紫「え、そんな？」
黄「いや、勘だけど…なんかやばい気がした。」
桃「シゲ何処行ったのかな？」
紫「家。かなぁ…もうこんな時間だし…」
黄「あいつ何考えてっかわかんないなぁ…。」
桃「俺らも帰んないと。怒られちゃうよ。」
黄「帰るか。」
紫「心配だなぁ…」
明日、学校来てくれるかな。
明日、また会えるかな。
桃「じゃあね！」
黄「明日なー。」
紫「うん。バイバイ！」
頭はずっとシゲくんの事で。
寝る時間もいつもより少し遅くなってしまった。
明日シゲくんに会えますように。
……
桃「おっはー！今日は寝坊しなかったよ！」
黄「いつもするなっつーの。」
紫「おはよぉー。」
黄「何？加藤？」
紫「まぁね。気になるよ。」
桃「あんま心配し過ぎは良くないよー？俺も心配だけど。」
黄「手越に同意。」
いつもはギリギリの時間までは女の子たちの相手するんだけど…
紫「みんな！ごめんね？」
桃「また明日ね！」
黄「明日いっぱい相手してやるよ。ほら。どいて。」
キャーと歓声が上がって俺らが通れるくらいの道が拓けた。
桃「シゲ探そっかなー。」
黄「じゃ、俺屋上。」
紫「教室見にいってみる！」
みんなと別れて俺はシゲのクラスへ。
あ、いた。
え。なにあの紙の数。
しかも一枚ずつ丁寧に伸ばして読んでいる。
紫「しげくーん？」
緑「…」
聞こえないか…
紫「シゲくん！」
緑「ひっ…」
紫「そんなビビらないでよぉ…」
綺麗に引き伸ばした紙をそそくさとバッグにしまって俺の横をすり抜けていった。
後ろ姿は細くて。
フラッフラで。
触れたら一瞬にして崩れてしまうような。
それでも必死に何かに引かれていくように俺から逃げてった。
・
ドロ刑面白いね☆
ケンティー、エンケンさん。すこ。
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Ailice - さらさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！気づかなくて…返信遅れてしまってすみません。 (2018年11月4日 20時) (
レス) id: 81b893cdcb (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 面白かったです。 (2018年11月3日 12時) (レス) id: 611db0c010 (このIDを非表示/違反報告)
加藤みさ(プロフ) - Ailiceさん» Aliceさんの世界観大好きなので、大丈夫ですよ！笑 長編読みますね笑 (2018年10月23日 22時) (レス) id: bdb462eccf (このIDを非表示/違反報告)
Ailice - 加藤みささん» ありがとうございます！長編頑張る笑笑でもかなり世界観が独特かもしれない…。 (2018年10月23日 19時) (レス) id: 81b893cdcb (このIDを非表示/違反報告)
加藤みさ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！いやぁ〜面白かったです！！次回の長編も絶対読みます！待ってます〜♪ (2018年10月23日 18時) (レス) id: bdb462eccf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ailice | 作成日時：2018年10月12日 7時
