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元々叶うことのない恋だって分かってはいたけどいざとなるとショック。
明日からどんな顔して龍我くんと話そう。
龍我くんの顔見たら泣いちゃいそうだな。
なんて考えながら歩いていた。
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「Aちゃん!」
校門を出ようとした時に、
「なんで、」
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龍我くんに呼び止められた。
「よかったぁ、まだ帰ってなくて!」
「どういうこと?あれてか彼女さんは?」
「Aちゃんと一緒に帰りたいなって思って。
彼女なんかいないよ?」
「でもさっき、」
「ああ、さっきはただ告白されただけだよ?
ちゃんとお断りしたし。
好きな人いるからって」
「じゃあ、私じゃなくて好きな人と帰らないの?」
告白を断ったと聞いて一安心したと思えば、好きな人がいる、だなんて。
「だから今から帰るんだよ?」
「え?」
「俺、ずっとAちゃんのことが好きでした」
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作者名:r. | 作成日時:2018年12月8日 22時