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「なんでそんなに死にそうな顔してんだよ」
「あぁ、慎太郎、」
「北斗先輩じゃなくて俺で悪かったな」
「今はそれ地雷だから」
放課後、沈んだ私の気持ちは戻ることは無く部活に行くのが憂鬱で教室の自分の席に佇んでいた。
そんな私の元に慎太郎が来てくれて。
きっとあからさまに暗い私を心配してくれたのだろう。
「なんだよ、話くらい聞いてやるよ。
あとほら、これあげるよ」
慎太郎が差し出してくれたのは紙パックのいちごみるく。
「うわ、甘そう」
「せっかく買ってきてやったのに文句とか言っちゃう？てか女子ってそういうのんが好きじゃないのかよ」
「嘘だよ、有難う。
でも全女子が甘いもの好きって考えは安直すぎだよ」
「はいはい、そうですか。
でもそんなこと言ってAは甘いの好きだろ」
「あれ、バレてた？」
「で？どうしたの？
俺、今日はAと一緒に部活サボるつもりだからなんでも話して」
「やけに優しいね、慎太郎」
「いつもだろ？」
「ふふ、そうかなぁ。
あのね、実はさっき、」
・
休み時間に見たストーリーのこと。そこには北斗先輩が映っていたこと。私の知らない表情をしていたこと。学年、という大きな壁を感じて苦しかったこと。
何故か私は慎太郎に全部全部話してしまっていた。
しかも話し終わった頃には少しばかり涙が流れていた。
・
・
「もう、そんなに苦しむなら辞めとけよ。
北斗先輩なんかさ」
終わり
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おむらいす(プロフ) - いろいろと、おめでとうございます!!!とても楽しく読んでいます!!!更新頑張ってください!! (2019年11月17日 0時) (
レス) id: 720468669b (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - すごく素敵なお話なので評価は気にせずどんどん書いていただきたいです！ (2019年11月15日 22時) (レス) id: f71e120e05 (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - あ、ぽむりんこむちゃん！はっ！凄い面白いし、キュンキュンします！これからも更新頑張って下さい！ (2019年11月14日 22時) (レス) id: 93c1aaa9cc (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃキュンキュンしてます!!早く結ばれてほしい!! (2019年11月10日 7時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - めっっちゃキュンキュンしてます……！！更新楽しみにしてます！ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：r. | 作成日時：2019年8月1日 0時
