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「無理、もうしんたろーのこと嫌い」
「いやあれはホント面白かったわ」
「先生もしんたろーも2人揃って私が物理出来ないこと馬鹿にしすぎだから、」
「してねぇから、な？そんな怒んなって。」
授業が終わった瞬間、ノートと教科書を一瞬で片付けて、慎太郎の席に向かった。
勿論、1発殴ってやるために。
なのにこの有様。ずっと爆笑してる。
「優しいAちゃんだから、ジュース奢ってくれたら許す」
「えーやだなぁ」
「もう2発くらい殴ってもいいけど？」
「わかったよ、仕方ねぇな。
先輩の前でニコニコして優しそうな雰囲気を醸し出してるAはどこから来てるのか気になるわ。
Aの本性はこんなんですよーって先輩に話とこっかなぁ」
「しんたろーはホントに私を怒らせるのが得意だね？」
こんなことを言い合えるのは慎太郎だからに決まってる。
でも私、知ってるよ。
慎太郎だって、私には見せないような嬉しそうな表情であの子と話すことを。
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「森本くん、ちょっといい？」
「ああ、梓沙どうした？」
「委員会の仕事のことなんだけど、」
私たちのクラスの学級代表を務めている慎太郎と梓沙。
梓沙に話しかけられて心底嬉しそうな慎太郎。
隠しきれてない梓沙への気持ちって感じで、どうして周りのみんなが気づかないのかが逆に気になる。
慎太郎と仲がいい私だから気がつけることなのかもしれないけれど。
早い段階で慎太郎が梓沙のことが好きだということに気づいていたから、私が本気で慎太郎のことを好きになることはなかった。
なのに、好きな人とかいるの？っていつ聞いても“わかんない”って答えるんだ。
勉強は出来るくせに自分の気持ちは分からないみたい。
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おむらいす(プロフ) - いろいろと、おめでとうございます!!!とても楽しく読んでいます!!!更新頑張ってください!! (2019年11月17日 0時) (
レス) id: 720468669b (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - すごく素敵なお話なので評価は気にせずどんどん書いていただきたいです！ (2019年11月15日 22時) (レス) id: f71e120e05 (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - あ、ぽむりんこむちゃん！はっ！凄い面白いし、キュンキュンします！これからも更新頑張って下さい！ (2019年11月14日 22時) (レス) id: 93c1aaa9cc (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃキュンキュンしてます!!早く結ばれてほしい!! (2019年11月10日 7時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - めっっちゃキュンキュンしてます……！！更新楽しみにしてます！ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：r. | 作成日時：2019年8月1日 0時
