午後4時30分

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今、北斗先輩に頭をポンポンされた？


ほんの一瞬の出来事なのに、全く理解が出来ない。









ただただ私の顔が熱いのだけはわかる。









心做しか、少し先輩も照れているように見えて。



やめて欲しい、変に期待させるのは。









元から北斗先輩と私は先輩と後輩、プレーヤーとマネージャー。


ただその関係。


叶うはずもない恋をしているのだ。









なのに、なのに、


北斗先輩は少し冷たいし不器用だけど、凄く優しいから、


どんどん好きが募っていってしまう。


好きが溢れそうになる。









ねぇ、北斗先輩。


私が北斗先輩のことが好きですって言ったらどうしますか？









引いちゃいますか？


それとも今まで通り接してくれますか？


それとも、









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「どうした？やっぱり熱でもある？」


「いやっ、何もないです。すみません」









北斗先輩の声でふと我に返る。


そして何故か涙が零れそうになる。









「じゃあ、俺戻るから早く帰って休みな」


「はい、有難う御座います。」









どうして私は先輩を好きになってしまったの。

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