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高校に進学したらさすがにもう行かないと決めていた塾。
なのに、何故か4月の頭から私は中学生から通っていた塾の高校部の教室に居た。
私の進学した高校には思い描いていた青春のようなものは見当たらず、ひたすらに勉強。
入学して早々から高校選びミスった、って何回思ったのだろう。
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「あっ、コイツは慎太郎だよ。
慎太郎もバスケ部入るんだってさ」
「そうなんですね、私はAって言います」
「梓沙から聞いてたよ！
これから宜しくな」
同じ塾に通うことになったもう1人のマネさんの梓沙に塾で紹介されたのが慎太郎だった。
人の名前を覚えるのが苦手な私はクラスに慎太郎が居たことは知っていたが、名前まではまだ覚えていなかった。
でもその日からは学校でも部活でも塾でも、いつでも近くにいる存在の彼と仲良くなるのに、そう時間はかからなかった。
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「付き合ってないとしても、Aちゃんは森本くんのこと好きとかじゃないの？」
「うーん、どうなんだろう。
そんな目で見たことないからなぁ」
「いつか本当に付き合ってそうだけどね」
女の子は恋バナが好きだ。
まぁ、でもそれは私も例外ではない。
結局、美術の授業中は同じグループの女子からの追求が終わることは無かった。
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私が慎太郎を好き、か。
あくまでも私が好きなのは北斗先輩なはずで、なのに不覚にも慎太郎の行動にキュンとしてしまう自分も何処かにいる、そのことには気が付かないふりをし続けてきたんだから。
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おむらいす(プロフ) - いろいろと、おめでとうございます!!!とても楽しく読んでいます!!!更新頑張ってください!! (2019年11月17日 0時) (
レス) id: 720468669b (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - すごく素敵なお話なので評価は気にせずどんどん書いていただきたいです！ (2019年11月15日 22時) (レス) id: f71e120e05 (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - あ、ぽむりんこむちゃん！はっ！凄い面白いし、キュンキュンします！これからも更新頑張って下さい！ (2019年11月14日 22時) (レス) id: 93c1aaa9cc (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - めっちゃキュンキュンしてます!!早く結ばれてほしい!! (2019年11月10日 7時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - めっっちゃキュンキュンしてます……！！更新楽しみにしてます！ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：r. | 作成日時：2019年8月1日 0時
