New world【企画小説】 (ページ8)

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アスク、進行形でボッチ。ページ8

「ふーん・・・

つまり、魔王を討伐することで帰れるわけか、現実に。
・・・まぁこれも現実だけど！帰りたくないなぁ、社畜が待ってるぜ」

ついさっき運営から送られてきたメールによると、魔王を討伐するまで現実に帰れないらしい。

社畜にはご褒美な気がする。運営ありがとう？

いや、こうしている間にも書類が・・・。
考えるのをやめよう。

「にしても、他の人とは合流できるのかな？イオリはログインしてる感じはするけど・・・。
ウグイスに会うには事前準備(という名の悪戯トラップ)がいるしなぁ・・・」

とりあえず、他のギルドメンバー、いやこの際メンバーじゃなくてもいいから誰か探そう。ボッチで生き抜くには些かハードな気がする。

「ん。メール？・・・あぁ、シェリ嬢ね。ふむふむ・・・
『適当に歩いてるからほっといて。以上。』。

うーん、いるなら合流したいけど。でも、ほっとけって言ってるしなぁ。

ボッチ継続か。」

虚しいね。ホントに誰にも会ってない。敵キャラにすらエンカウントしない。もうちょいこの運を資源を消耗したくないボスキャラ前とかに生かしてくれ。

むー・・・

お。

「シェリ嬢、ギルドのメッセ―ジ使って連絡してるんだし、ギルドに行けば誰かに合流できるのでは！？

何故気づかなかったんだ・・・」

当然、ギルドに向かってる間も、エンカウント０だった。

―――――――

基本的に、アスクは「～嬢」「～坊」です。年下多いんで・・・。年上はもうちょいちゃんとしてます。
ウグイスやイオリは、パーティだったりほぼ師弟だったりで呼び捨てです。
「こう呼べ」といわれた場合も変わります。

そして彼は就職先がブラックだったりいろいろ運がない。