シェリ、独走。 ページ6
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この世界の魔王を倒さない限り、この世界からは出られないらしい。
そう理解して数秒後、匿名からのメールを削除ボタンを押して消去。
…だって要らないし?
私…シェリは、ぐるりと辺りを見回した。
ゲームで見慣れた風景に、思わず顔がほころぶ。
正直言って、この世界から出られなくたって全然構わない。
現実、戻ったってつまらないじゃん?何の刺激もないし。
一つ悩みがあるといえば、うちで飼ってる猫のこと位。
「ま、大丈夫だよね」
兄さんと妹、うちに頻繁に来てたんだし。
きっと気づくでしょ。
気づかなかったとしても、あいつなら勝手に家から出てくし問題ない。
「さーて、これからどこいこっかな〜…」
大鎌をぶんぶん振り回しながら、考える。
回りのやつらに迷惑がられてるけど、気にしない。
「ギルド…の名前は、忘れちゃったし…フレンド…はギルドの奴らだけだし…」
ギルドの奴ら以外にも、一人ウグイスって奴が無理やりフレンドになってきたけど、それはいいとして。
「とりあえず、ギルドの誰かに連絡して、と」
“適当に歩いてるからほっといて。以上。”
内容が薄っぺらい?
気にしちゃ駄目だよ。
「さ、この世界での生活、楽しもうか」
一人で笑う。
モブの奴らが不審がってる。
「…八つ裂きにされたいやつ、手〜挙げて?」
そう言うと速攻で逃げていった。
改めて。
「よし、行くぞ〜…」
呟いて、歩き出した。
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花梨(プロフ) - ラップさん» 了解です〜 (2018年5月29日 21時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
ラップ - 確認しました。コメント削除お願いします (2018年5月29日 21時) (レス) id: a520441577 (このIDを非表示/違反報告)
ラップ - おkです (2018年5月29日 21時) (レス) id: a520441577 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - ラップさん» いいですよ〜今送っても大丈夫ですかっ? (2018年5月29日 21時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
ラップ - 始まっておられましたか!パ、パスワードを・・・ (2018年5月29日 21時) (レス) id: a520441577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花梨 x他5人 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月5日 20時