NCTには紅一点がいるんですって。 (ページ12)

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またページ12

また迷惑かけた……

はぁ、辞めようって思ってたのに。

いくら治ったって言ってもナナの怪我が心配で。

私が心配する理由を知っているのは、ジェノだけ。

私はナナよりも先に事務所に入った。

でも、同い年って言うこともあって凄く仲がよかった。

何かあればナナの所に行ったし、

相談事をしてたのもナナだし。

親友としてナナが大好きだったし、頼り過ぎなくらいだった。

ナナが、治療に専念するために宿舎から居なくなって。

私は悩みを抱え込んだ。

それに気付いたジェノが私の所に来て声を掛けてくれた。

JN「A、助けたから。言ってみて」

『ジェノ…』

そこからは楽になったけど、やっぱりジェノにも言えないなものはあって。

もうそんな思いするのは嫌だから。

かなりの我儘かも知れないけど。

怖い。

もしそうなったら、どうすればいいのか分からないから……