遺書1 ページ27
Aside
鱗「Aお前は、誰よりも責任を感じていると思う。確かにお前は鬼であり、父はその始祖だ。
でも、お前のせいではない。だから、胸を張って鬼殺隊を名乗りなさい。」
師匠は私の心を読めるのではないかってくらい、私のことを分かってくれてる。
私も鬼殺しかないと思っている。
鬼の始祖であり、実の父鬼舞辻無惨を倒さなきゃいけないから。
A「私ももちろん鬼殺隊に入ります。」
鱗「2人とも、鬼殺を始める前に明日から基礎をやってもらう。厳しくなるからな。」
義A「はい!」
------------------------------------------------------------------------
先輩達が使っていた部屋に入って綺麗にしまわれている遺書を読むことにした。
読む時は正直複雑な気持ちで、その字を見ただけで涙がでてきた。
錆兎の遺書A宛
【Aへ
これを読んでいるってことは俺、死んじゃったんだな。これ書いている今、俺は実感がないよ。
師匠にも悪い事しちゃったよね。
あんま、書くこと思いつかないな。
でも、俺はお前がここに来てくれてほんとに嬉しかった。最初はお前が鬼ってだけで嫌な奴だと思ってて、
つめたくしてすまなかったな。
前、変なやつらにさらわれた時、無事でほんとに良かった。今でもたまに夢に見るよ。無茶はしないで欲しい
とにかく伝えたいことは、
照れくさいけど、お前が好きだ。
いや、好きだったっか。とにかく、ありがとう。
責任感が強いお前だからきっと、俺が死んで相当な罪悪感を抱いてると思う。でも、俺は幸せだったよ。
これで、俺が告白したからとかいう罪悪感で、結婚しないとかはやめて欲しい。ちゃんと好きな人と結ばれて欲しい。
義勇とかどうだ?
まぁ、とりあえずこれから幸せに生きてくれ。
鬼だからとか、そういうの考えるのやめて、1人の人間として、幸せに生きてくれ。これが俺からの最期のお願いだ。
あと、俺が生きてたら渡そうと思ってたものがある。
押し入れを開けて、右端をみると緑の小箱があると思う。お前に似合うと思って買っておいた。
是非つけてくれ。
最期になるが、今までありがとう。
錆兎】
涙が止まらなくて、こんなにも思ってくれたのに
私はなんにも気づいてなかった。
あっ、押し入れ。
あった。中に入ってたのは、綺麗な耳飾り、桜か。
その場でつけると、キランと輝いてとても綺麗だった。
ありがとう。錆兎。
102人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐賀出身の海苔 - 不幸の始まり2のよだれがゆだれになっています。 (2021年10月12日 20時) (レス) @page3 id: 15b86e3eec (このIDを非表示/違反報告)
nene(プロフ) - ありがとうございます。励みになります。これからもよろしくお願いします。 (2021年3月6日 20時) (レス) id: dec3a5e230 (このIDを非表示/違反報告)
李猫(プロフ) - 面白いです。更新待ってます (2021年3月6日 12時) (レス) id: 893699292a (このIDを非表示/違反報告)
nene(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。 (2020年11月28日 20時) (レス) id: dec3a5e230 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^ - ^ (2020年11月28日 10時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nene | 作者ホームページ:nhatev-hdfs nene1
作成日時:2020年11月8日 10時