三代目の女のコとにゃんちゅうさん

俺の事見て。 ページ35

_岩田side_


帰り道、Aと肩を並べて歩く。



貴 『あ〜お腹いっぱいだね!!』



岩 「そうだね。」


こんなに近くにいるのに。


　 触れられない。



貴 『岩ちゃん!!』


岩 「ん?ごめん。何?どうしたの?」



貴 『いやすっごい眉間にしわ寄ってたよ??』


こーやって!!と言って眉間にしわを寄せて俺の真似をする。





そんな姿でもたまらなく愛しいと思ってしまう俺は余程重症なのか…。




岩 「ごめんごめんw何でもないよ^^」



貴 『…??』


ぎゅっ…


岩 「…え?」



Aが手を繋いできた。やばい。そんなことされたら




俺止まんなくなる。


Aの家に着いた。



ﾊﾟｯとAは俺の手を離してクルッとこちらに振り返った。


貴 『送ってくれてありがとう!!気を付けて帰ってね!!^^』



岩 「うん。じゃあね^^」



Aはクルッとまた玄関へと歩き出す。




ほんとにこのままで良いのか、せっかく2人きりのﾁｬﾝｽ。




ドアノブに手をかけようとしたAの腕を思いっきり自分の方へ引く。






貴 『っ?!ｷｬｯ…』



そして、Aを思いっきり抱き締める。



岩 「A…。」



貴 『岩…ちゃん?』



と言うとAは俺の背中に手を回してくれる。





そっと腕を離して、片方はAの腰、もう片方はAの頬へ手を添える。


そして、








そっとキスをした。

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