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黒社会のトップ ページ26

A達と別れた森は、薄暗く、人通りの無い路地裏を歩いていた。

勿論エリスも一緒だ。

物静かな路地裏にコツコツと靴の鳴る音が響く。


森「楽しいひとときだった。私も童心に返って異能で敵をばっさばさと遣っ付けたくなったよ」


森はエリスにそう話しかけるが、返ってきた言葉は冷たかった。


エ「中年には無理」


森「非道い!私は之でも__」


二人は路地裏の奥にたどり着き、明るい開けた場所に出る。

その場所には、可笑しな方向に身体が折れ曲がり、地面に血溜まりを作っている死体と、その周りを囲んだポートマフィア構成員達が居た。

構成員達の中には、以前探偵社に襲撃に来た黒蜥蜴や、梶井基次郎、中原中也らの姿も有る。

彼らの視線が、森とエリスに集まる。

瞬間、ポートマフィア構成員達は一斉に二人に向けて跪いた。

その彼らの姿に、森の口は弧を描く。


森「これが組合の刺客かね?」


中「はい」


森の問いに、中也が跪いたまま答えた。


森「探偵社に組合、我々も又困難な戦局と云う訳だ」


森は中央にある死体を跨いで前へ進み、壁の前で立ち止まった。

彼の歩いた所には、血の跡が付いている。


森「最適解が必要だね」


髪を掻き上げて構成員達を見るその姿は、唯の元医者の中年男性ではなく、残酷非道なマフィアの首領の姿だ。


森「Aちゃんが敵なのは本当に残念だけれど……仕方ない。組合も探偵社も、敵対者は徹底的に潰して殺す」


そう言った彼の眼は、残忍な光を帯びていた。

寝不足の影響→←元マフィアの少女



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ニーナ(プロフ) - ふわふわさん» ありがとうございます!返信が遅くなり、すみません。作者の都合で非常に遅くなってしまいますが、続編はしっかり完結させるまで書く予定なので、気長に待って頂けると嬉しいです!面白いと言って下さり、本っ当にありがとうございます!! (2020年11月22日 21時) (レス) id: 65a2341deb (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - 文ストに最近ハマり始めました!本当に面白くて好きです!続編は更新する予定ありますか?もしよければ続きが見たいです(*^^*)これからも応援しています! (2020年11月15日 18時) (レス) id: 9f6e2c3f9c (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ(プロフ) - 恋雪さん» ありがとうございます!好きって言ってもらえて、本ッ当に嬉しいです!投稿頑張ります。これからもよろしくお願いします! (2018年8月28日 13時) (レス) id: 15bf40c898 (このIDを非表示/違反報告)
恋雪 - もう本当好きです……これからも応援してます!頑張ってください! (2018年8月27日 23時) (レス) id: 2b765a4bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ(プロフ) - ところてんさん» ありがとうございます!投稿頑張ります。これからも見守っていて下さい! (2018年8月18日 16時) (レス) id: 15bf40c898 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニーナ | 作成日時:2018年1月2日 5時

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