涙:2[セルティ・ストゥルルソン] ページ29
『あ、あのなセルティ…今日はちょっと報告したいことあるねん…』
Aが私の前に立つ
顔は真っ赤で少し震えているがしっかりと手を握っていた
「なーに?いい知らせっぽいけど」
«新羅は黙っていろ。それで…なんだ?»
「ちょっとセルティ!!」
割り込んでくる新羅を押し退けて迫ると臨也に抑えられた
「A、俺から言ってあげようか?」
『…悪い、頼んでええ?』
「今日はえらく素直だね。じゃあ、言うよ?」
頷くAの手を強く握って
「今年の秋頃に結婚式予定してる、今日はそれをAの母親…いや、セルティに伝えに来たんだ」
と嬉しい報告がされた
少し寂しい気もしたがそれ以上の嬉しさに舞い上がる
«本当か!?本当なのか!?»
『ほんまやって…』
«A、おめでとう»
ぎゅっと抱き締めて髪をぐしゃぐしゃ撫でる
涙を零しながら顔をすり付けてくる
『セルティ、ありがと…セルティが臨也さんと会わせてくれたおかげでうち、幸せやわ…』
腕を離すと臨也が体を引き寄せ
「A、泣くの早いよ」
腕の中に収められるAはこれまでになく幸せそうだった
____
[悲しみの涙はいつしか嬉しみの涙に変わっていた]
[Aは私の手から離れて愛してくれる人の所へ]
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亀ちゃん - リクで赤司くんと紫原くんの取り合いを書いてほしいです!お願いします! (2018年9月4日 1時) (レス) id: fc0d243758 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫 - ミヤさん» 遅くなってしまいましたがお話追加しました (2018年5月14日 17時) (レス) id: 8fe4170db8 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ - ありがとうございます!弱ってる高尾くん可愛かったです!また同じようなリクなんですけど、病気で苦しそうな高尾くんの話って書けますか?図々しくてすみません。これからも応援しています!頑張ってください! (2018年4月10日 23時) (レス) id: 11f13b97f6 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫さん - ミヤさん» リクエストにお答えするのが遅くなって申し訳ございません。お話追加しました (2018年4月5日 23時) (レス) id: 474a6bc7ef (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ - リクで黒バスの高尾くんが風邪を引いて倒れた所を夢主が看病するという感じの話お願いします! (2018年3月14日 23時) (レス) id: 11f13b97f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠猫さん | 作成日時:2018年1月12日 23時