紅い満月[青峰大輝] ページ18
※青峰君、Aさん人外です
いつも通り錆びた裏通りを抜ける
月明かりが儚く照らす通りの奥には真紅のドレスを着た女が俺を手招く
「また男漁りか。いい加減今吉さんに怒られるぞ」
『失礼ね…今夜は満月でしょう?』
貼り付けた猫被りの笑顔
『我慢しろという割に今吉はくれないんだもの。喉が渇いて仕方ないのよ』
くれるの、くれないの、と意味もない様な質問を受けその辺の物に腰掛けた
腕を伸ばし華奢な体を抱き留める
よく満月まで我慢してられるこった
「遠慮すんなよ。今吉さんにどやされんの面倒くせえ」
首に爪が立てられ溢れる血を味見するようにひと舐めする
満足げに舌舐めずりし、
『本当は貴方も喉乾くんじゃないの?』
思い切り噛み付かれた
「俺は普段からそういう事は調整してんだよ。お前みたく満月が来るまで飲まねぇなんて事は出来ねぇし」
赤みがかった茶髪を撫でる
「それに満月はほぼお前に付きっきりだろーが。自分の時間なんてねぇんだよ」
____
[まぁ、Aの為なら別に自分の時間なんかなくてもいいんだけどな]
[他の誰かの血を飲ませたくねぇし]
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亀ちゃん - リクで赤司くんと紫原くんの取り合いを書いてほしいです!お願いします! (2018年9月4日 1時) (レス) id: fc0d243758 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫 - ミヤさん» 遅くなってしまいましたがお話追加しました (2018年5月14日 17時) (レス) id: 8fe4170db8 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ - ありがとうございます!弱ってる高尾くん可愛かったです!また同じようなリクなんですけど、病気で苦しそうな高尾くんの話って書けますか?図々しくてすみません。これからも応援しています!頑張ってください! (2018年4月10日 23時) (レス) id: 11f13b97f6 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫さん - ミヤさん» リクエストにお答えするのが遅くなって申し訳ございません。お話追加しました (2018年4月5日 23時) (レス) id: 474a6bc7ef (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ - リクで黒バスの高尾くんが風邪を引いて倒れた所を夢主が看病するという感じの話お願いします! (2018年3月14日 23時) (レス) id: 11f13b97f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠猫さん | 作成日時:2018年1月12日 23時