一難去って... ページ40
Aside
それから滞りなく2日を終えて、今日は最終日。
最終日だからと駆けつける人たちや、在庫を抱える前に売り切りたいと躍起になる生徒のおかげで一際賑わいを見せていた。
SA「ヘチャン先輩のとこ、行かなくていいの？」
『うーん...あのね、初日のあれこれが嘘だったのかな？ってレベルでね、昨日はまったく相手にされなかったの』
SC「うわ、アイツやっぱ見る目ねーな」
『もお、先輩のこと悪く言わないでよ〜っ』
と言いつつヘチャン先輩にこっそり電話してみるも、見事に無視。留守電サービスに切り替わる前に切っちゃった。
昨日のヘチャン先輩はとっっても不機嫌で、塩対応なんてもんじゃなくて、今日はやめときな？っていつもは応援してくれてるロンジュン先輩に言われちゃう始末。
ヘチャン先輩はとっても気まぐれ。いじわるで自分勝手でわがままで、電話もカトクもくれない。
『でも結局どんなせんぱいもすき...』
SA「言うて向こうもいろいろ揉めてんでしょ？ほとぼりが冷めるまで待つしかないかぁ」
SC「いろいろって？ジェノヒョンたちと？」
『あっ、いつの間にヒョン呼び！』
SC「俺はいーの！で、スアは何か知ってるの？」
SA「友達がユリさんと仲良くて、そっちもそっちで結構話し広まってるみたいで...ジェノさんたちとは今まで通りじゃない？イヘチャンとなんか揉めても寝たら忘れそうだし」
スアが仕入れてきた情報を2人で大人しくきいて、ソンチャンは「深刻だねぇ」とため息を漏らした。
一行はバスケ部のアメリカンドッグを手にし廊下を歩き進め、結局いつもの中庭に落ち着いた。
また3人でぎゅうぎゅうになりながらベンチに腰掛け、ケチャップ多めマスタード抜きのアメリカンドッグを頬張る。
ユリさんと上手くいってないことは知ってる。
それで、ジェノオッパたちとは今まで通りの仲なのも知ってる。
SA「お互いにかまってる暇ないのかもねー...3年生はあと半年もしない内に大学入試でしょ？夏になったらそれこそ、会う機会なんて学校か塾くらいだろうし...」
SC「Aもバイトやめたんでしょ？」
『うん、進路のこと考えたらバイトしてる暇なんてなかった。辞めたらユリさんと顔合わせずに済むし...』
SC「はぁ〜。なんだって、うまくいきませんなぁ」
『...ですなぁ』
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眠い(プロフ) - SFさん» こちらこそ最後までありがとうございました！そう言っていただけて何よりです⸝⸝> ̫ <⸝⸝ (2021年9月20日 22時) (
レス) id: 8c10ca57b8 (このIDを非表示/違反報告)
SF(プロフ) - めっっっっちゃ面白くて大好きな作品でした！！最後までありがとうございます！！！！ (2021年9月20日 2時) (レス) id: 3dff394c60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠い。 | 作成日時：2021年7月30日 23時
