87話 ページ46
健人side
健人｢いだ、｣
体になにか乗っかったなと思えば、龍我の足、、、
健人｢今何時なんだろう｣
うっかり寝てしまっていた
直樹｢起きました？｣
健人｢直樹くん？｣
直樹｢呼び捨てで大丈夫です｣
直樹｢俺、貴方のこと。多分知ってます｣
健人｢？｣
直樹｢貴方の過去の出来事と、犯人｣
健人｢ほんとに、、、、？｣
直樹｢犯人はおおよそですけど、、、｣
健人｢でも、ちょっとここで話すのは、、、｣
直樹｢そうですね｣
直樹と外に出て一軒隣の家に入る
直樹｢俺の母と中島さんの母は昔からの親友だったんです。俺の母もまた、人間でした。｣
直樹｢俺はまだその時生まれていなくて、別の子が腹の中に宿っていたんです｣
直樹｢そんなある日、母は中島さんの家に遊びに行こうと訪ねました｣
直樹｢でも、家ごと貴方達の姿は消えていました｣
直樹｢目の前を通ったのは、貴族の国第一皇子今でいう国王でした｣
直樹｢その場に居た者は、国王と兵士だけでした｣
直樹｢兵士達は僅かな遺灰を袋の中に入れていました｣
直樹｢母は兵士にどうして袋が3つしかないのと聞いたんです。｣
直樹｢すると兵士は、3人の遺灰しか見つからなかった｣
直樹｢それを聞いたあと母はショックで気を失い、腹の子を流産してしまったんです｣
直樹｢母は俺に小さい頃から｢あの家族を助けて欲しい、私を救ってくれたの｣と何度も言われました｣
直樹｢それから俺達兄弟を産んだのち、父と母は病で亡くなりました｣
直樹｢当然金を稼げる年齢じゃない俺達は、家賃などを払えず強制退去。そして、この村に辿り着いたんです｣
直樹｢死にそうになったその時、中島さんが来てくれて本当にこの御恩をどう返せば、、｣
健人｢、、病気の名前って分かる？｣
直樹｢えと、、身体がゆっくりと焼死体になって行くんです、、、｣
直樹｢亡くなる前は2人とも俺らの前から姿を消しました｣
直樹｢き、こえるんです、、、助けて、熱いよ、死にたくない、、、って｣
直樹は思い出したのか涙を浮かべる
直樹｢あ、ごめんなさ、｣
健人｢大丈夫だよ、辛かったよね、兄弟を支えて偉いな直樹は｣
直樹｢ぅ、ｸﾞｽﾞ、中島、さ、｣
健人｢おいで？｣
腕を広げると、直樹は胸に飛び込んできた
直樹｢おれ、もっと、が、んばらなきゃ、、｣
健人｢頑張るのも大事だけど。自分も大事にしてね｣
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あさ、(プロフ) - 大丈夫ですよー！めっちゃ面白いです！！このお話が更新される度にやにやしちゃいます笑大好きなお話です！頑張ってくださいね！応援しています！ (2020年10月6日 6時) (
レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - あさ、さん» ありがとうございます(涙目)！！コメント頂けるだけで励みになります！ (2020年9月23日 2時) (レス) id: 9b4bc1d6c2 (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - 今日この話を発見して見させてもらいました！めっちゃ面白いです！！ネタが思いつかない時って大変だと思うけど頑張ってください！応援してます！！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスの田楽 | 作成日時：2020年9月9日 3時
