65話 ページ23
森本side
健人｢じゅり？｣
森本｢え？｣
快の見る方へと視線を向けると、
森本｢な、んで｣
そこには死んだはずの兄さんが立っていた。
樹 ｢健人！探したんだからな！どこいってんだよ！｣
健人｢ご、ごめん、｣
樹 ｢……早く帰ろ？｣
健人｢で、でも｣
森本｢、、、。兄さん｣
樹 ｢……｣
健人｢え？兄さん、、、、？｣
森本｢そ、俺の｣
樹 ｢は？何言ってんの？｣
森本｢え？｣
樹 ｢別にお前と血も繋がってないし、兄弟でもない｣
樹 ｢馬鹿げた話に巻き込まないでくれる？｣
森本｢何言って｢それは、こっちのセリフ｣
樹 ｢俺はお前の兄じゃない｣
森本｢は……？｣
涙が零れそうになる
あの優しい兄の面影はない
でも、海の様に青く光る眼だけは何も変わっていない
健人｢樹、聞いて、｣
樹 ｢どーしたの？｣
健人｢俺は暫く慎太郎の家にいる｣
樹 ｢なんで？｣
健人｢約束したから……｣
｢ちょっと、樹。どこいって、ふぁー……｣
森本｢北斗……兄さ…｣
北斗｢健人様！｣
健人｢ぅぐっ、苦し、抱きつかないで笑｣
……、羨ましい俺ももう一度あの頃の様に抱きしめて欲しい
北斗｢さ、帰りましょ？｣
健人｢ごめん、暫くは、、帰れない｣
森本｢ごめんなさい、俺達の家にいてほし、くて｣
北斗｢……、健人様は俺達のご主人様なんだけど｣
は？健人？？？
さっきから健人健人って。
もしかして、あの健人？？？！
森本｢まさか、快って本当は……｣
健人｢……｣
森本｢風磨達の兄弟…だったの？｣
健人｢、そーだよ｣
森本｢……｣
健人｢隠しててごめん、でも、慎太郎が知ってるように俺はあの家から出た｣
健人｢だから、今は無名。｣
健人｢まあ0313と呼ばれてた時もあったけど｣
兄さん達から快？の方へと視線を戻すと
貫かれそうな真っ直ぐな黒い目が合う
健人｢風磨達はもう家族じゃない、俺はただの旅人慎太郎達がこの国を変えてくれるまではお世話になるよ｣
森本｢ずっとここに居てもいいのに｣
家族じゃないと言う割には酷く傷ついた顔をしている
健人｢ただ、あの3人には俺のことは黙ってて｣
樹 ｢俺らのことも｣
森本｢でも、、｣
健人｢もし、バレたら。慎太郎達が考えていたあの作戦は上手くいかなくなる｣
健人｢本間 快として。接して欲しい｣
森本｢……分かった｣
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あさ、(プロフ) - 大丈夫ですよー！めっちゃ面白いです！！このお話が更新される度にやにやしちゃいます笑大好きなお話です！頑張ってくださいね！応援しています！ (2020年10月6日 6時) (
レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - あさ、さん» ありがとうございます(涙目)！！コメント頂けるだけで励みになります！ (2020年9月23日 2時) (レス) id: 9b4bc1d6c2 (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - 今日この話を発見して見させてもらいました！めっちゃ面白いです！！ネタが思いつかない時って大変だと思うけど頑張ってください！応援してます！！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスの田楽 | 作成日時：2020年9月9日 3時
