45話 ページ2
健人side
結局、風磨達は俺が家族であることを否定した
風磨達の父さんからは家から出て行けと言われ、手ぶらで家の外へと放り出された
北斗と樹が止めに入ろうとしたけど、止められなくて
おまけに、北斗と樹さんは解雇。
大毅と淳太くんも解雇。
ぜーんぶおれのせいだ。
健人｢すみませんでした……｣
震える声で身体でひたすら地面を張って、謝った
血だらけなんて気づかなくて、多分意識が無くなるまで謝り続けてた気がする。
目が覚めると、見知らぬ天井が視界に入った
樹 ｢おはようございます健人様｣
健人｢樹さん……｣
樹 ｢はい？どうなされましたか？？｣
健人｢俺はもう、あの家族じゃないんです｣
健人｢敬語も何もかもして頂かなくても……もう…｣
樹 ｢何故ですか？？｣
健人｢何故って……俺は人間なんですよ笑？｣
健人｢吸血鬼より地位が低いのになんでっ……｣
健人｢……っ、ごめんなさっ｣
涙が溢れ出して止まらなかった
家族なんかじゃなかった……ただの家族ごっこだったんだ。
樹 ｢大丈夫です、ずっとお傍でお仕え致します｣
樹さんは俺が泣き止むまで、ずっと傍に居てくれた
樹 ｢ひとつ言わせて頂きますと、私や北斗はお仕事の為に止めに入ったのでは無いと、思って下さい｣
健人｢っ、どーしてそこまでして俺を助けてくれるのっ？？｣
樹 ｢吸血鬼にだって、執事にだって心はありますよ｣
健人｢でも、俺を助けても意味ないよっ……｣
健人｢給料払えないし、楽しいことも、面白いことも話すことなんて出来ないし｣
樹 ｢では、お友達感覚で接して頂きたいです｣
樹 ｢世の中助け合いですので｣
樹さんはそういうと
樹 ｢さ、健人！朝ご飯食べよう｣
と腕を引っ張ってくれた
こうやって接してくれるだけでこんなに心が暖かくなるとは思わなかった
健人｢ねえ、樹、はお友達ごっこじゃなくて…ちゃんと友達として……｣
引っ張っていた樹さn、樹は止まって俺の手を握った
樹 ｢健人、大丈夫。いつでも助けるから｣
手袋を外して繋いでくれた樹の手はとっても温かかった。また涙が出そうになってしまった。
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あさ、(プロフ) - 大丈夫ですよー！めっちゃ面白いです！！このお話が更新される度にやにやしちゃいます笑大好きなお話です！頑張ってくださいね！応援しています！ (2020年10月6日 6時) (
レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
猫助(プロフ) - あさ、さん» ありがとうございます(涙目)！！コメント頂けるだけで励みになります！ (2020年9月23日 2時) (レス) id: 9b4bc1d6c2 (このIDを非表示/違反報告)
あさ、(プロフ) - 今日この話を発見して見させてもらいました！めっちゃ面白いです！！ネタが思いつかない時って大変だと思うけど頑張ってください！応援してます！！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: e213d1237a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナスの田楽 | 作成日時：2020年9月9日 3時
