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第2話 ページ4

『…っ』

騒ぎを聞きつければ甲板に人が集まってくる。



…ここの場面だけを見れば、彼女は泣いていて、嫌われ者の私がその前に居る。

皆は私が彼女をイジメたと思うだろう。


船長さんも騒ぎを聞きつけて出てきた。

シャン「ウタ、どうした!?」

ウタ「Aが、Aが〜!」

と鳴きながら私が、としか言わない。



あぁ、また、私は【悪い子】だね。


先程まで高ぶっていた気持ちは、一周回ってどんどんと抜けて行った。


船長さんも、船医さんも、そのほかの人も、皆、私が悪い、と言う目でこちらを見る。


…ベックマンさんを除いて。

ベック「…A、何があったんだ?」

と、心配そうに私に目線を合わせるために、しゃがみながらそう聞いてきた。

その優しさに、泣きそうになりながらも弱みは見せたくなくて、泣かないようにしながらそっぽ向いた。


ほかの人は私を怒鳴りつけてる。

謝れとか、聞いてるかとか、理由を話せとか。

どうせ聞かないくせに。


そう考えていたら、いつの間にか私の前にウタ(お姫様)がいて、私が抱えていたお面を無理矢理とって

ウタ「こんなもの…!!」

と海に投げ捨てた。



『まって、だめ…』

急いでお面に向かって走り出す。



『やめて…それは…それは…』


柵を飛び越えて、お面に手を伸ばす。


ギリギリで、届いて、胸に抱える。


そのまま、バシャン!!と大きな音を立てて私は海に沈んでいった。

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シャケフレーク(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!!ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎ (7月25日 0時) (レス) @page15 id: ca72c82973 (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - 続きが気になります (2022年12月15日 20時) (レス) id: 9239a1a2ef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年12月4日 20時) (レス) @page12 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつあめ | 作成日時:2022年11月30日 16時

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