元赤髪海賊団の娘は記憶喪失のフリをして盃兄弟と出会う【ONE PIECE】 (ページ13)

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第11話ページ13

酒場に戻ると、赤髪海賊団はまだ酒を飲んでいて、ドンチャン騒いでいた。

『マ、マキノさん…』

マキノ「あら？A君、お帰りなさい」

『た、ただいま…です。勝手にいなくなってごめんなさい…』

と深くお辞儀をする。

マキノ「ふふ、いいのよ。気にしなくて。今日は夜もふけちゃったし、上がりでいいわよ。」

『ご、ごめんなさい。明日からまた精一杯働きます…！』

マキノ「ふふ、楽しみにしてるわ」

と話して入れば後ろから声がかけられた。

ルフィ「なんだ？Aは今日はもう寝るのか？」

『う、うん。夜も遅いし…』

と言えば赤髪の船長さんは

シャン「夜も遅いって言ってもまだ10時超えたばっかだぞ！」

ワハハハ！と笑いながら此方の話へ入ってくる。

それに驚いてビクッと無意識に肩を揺らしてしまう。

ルフィ「シャンクス！Aを怖がらせるなよ！」

シャン「おーわりぃわりぃ！でもこんなので怖がってたらこの先もたねぇぞ？」

とガッハッハと笑って酒をまた煽るように飲む。

僕は無視をして奥に入ろうとするとルフィが何故か腕を握ってきた。

ルフィ「ってことはこれから暇だろ？じゃあ家誰も居ねぇし何もねぇけど来いよ！」

と言ってくれた。

それって…

『それって…お泊り会…ってこと…？』

ルフィ「おう！お泊り会だ！！」

『！！』

僕はマキノさんの方へ目を向ける。

すると僕を察してか

マキノ「えぇ、勿論行って来ていいのよ」

と言ってくれた。

『！マキノさん、有難う御座います…！』

と嬉しくなり、笑顔でお礼を言う。

ウタ「……」

ルフィ「よっしゃ！こっちだ、行こうぜ！！」

と手を引かれて酒場を出た。

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NoSide

Aとルフィが出て行ったその後、シャンクスはこぼすように口を開いた。

シャン「…Aの笑顔なんて…何年ぶりに見たかな…」

もしかしたら、大きくなったAの笑顔なんて、一度も見たことなかったかもな。

等と酒を煽りながら考える。

マキノ「…A君は、此処に流れ着く前は船長さんの船に乗っていたんですか？」

マキノは酒をジョッキに注ぎながらも、昼間から疑問に思っていたことを素直に聞く。

シャン「あぁ。血は繋がってないが、俺の子だ。そしてウタのお姉ちゃんだ。」

マキノ「…ん？お姉ちゃんって…A君は女の子なんですか…？」