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主人公side

リ「うーん…この街ではなんでも起こるからねぇ」

ア「どんな猫なの?」

『えっと…鈍い赤色の瞳の黒い猫なんです』

ア「赤い瞳?珍しいね赤なんて」

『はい お店で見たとき一目惚れしてしまってそれで勢いで…」

リ「すごいな 勢いって…ま その猫見かけたら教えるよ」

『ありがとございます』

そのあと仕事の話に戻りどれが新メニューに相応しいか話し合い決まったのは
焼きおにぎり 半熟卵をのせたハヤシライス
シャケのホイル焼きの三つ

リ「明後日あたりから出し始めるから
作り方を簡単にまとめたやつ作っておいて」

『はい わかりました』

食べ終えたお皿を下げ洗い物をしようと腕をまくる

ア「あ 今日は先上がっていいよ
洗い物は私しとくから」

『え でも』

ア「いいの いいの
美味しいご飯のお礼 ね?」

『…じゃあ お言葉に甘えて御疲れ様です』

ア「うん お疲れ〜」

リ「ご苦労様」

裏口から出て家へと急ぐ
その途中路地へと入っていく黒い猫が見えた

まさか!

急いであとを追う
猫ということもありかなり身軽ですばしっこい

『蓮?』

名前を呼ぶ
ゆっくりと振り向くその黒い猫に少し期待が膨らむ

だがその期待は見事に打ち砕かれた
黒い猫はこちらをひと睨みするとまた歩き出し路地へと消えてゆく

期待なんてするじゃなかった
今更そんな後悔をしても遅い
表通りへと戻ろうと振り返るその少し前で首に強い衝撃が走る

何が起きた?
わからない
ただわかるのは力が抜け地面へと倒れ込んでいってるということだけ
顔が地面につき意識を失うその数秒前
棒のようなものを持った男が笑っているのが見えた

24→←22


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彼岸花(プロフ) - 智さん» そうなんですか?! 教えていただきありがとうございます 後程訂正させていただきます また 何かおかしな点があれば 教えていただけると幸いです (2018年5月22日 22時) (レス) id: be11954fe9 (このIDを非表示/違反報告)
- あの…5話で、嬉しい時に尻尾をふるのは犬で、猫は怒っている時に尻尾をふりますよ! (2018年5月22日 22時) (レス) id: f95649cda1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸花 | 作成日時:2018年2月11日 4時

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