19 ページ25
スティーブンside
「で 結局 ダイナーか」
レ「色々考えてたんすけど…
ここが一番かなと」
各々席につき注文する
ザップは人の金というだけあって遠慮せずに好きなものを頼みまくっている
レ「ちょ ザップさん よくそんな頼めますね」
ザ「人の金だから」
「いいさ さ 少年も気にせず頼んでくれ
クラウス 君もなんか頼むといい」
ク「む そうかね それなら…」
「チェインも気にせず好きなの頼めよ？」
チェ「は はい！」
沢山の料理が運ばれて来る中
店に全身真っ黒な背のそれほど高くないやつが入ってきた
自然とそいつに目が行く
カウンターに座りここの看板娘のビビアンという女性と話している
話の内容は聞こえないがビビアンは心配そうな目でそいつを見ている
ザ「ビビアンちゃ〜ん！」
ビ「はいよ」
ザップはビビアンを呼び出し追加注文をし始めた
まだ こいつは食うのかと思いつつまた全身真っ黒な服で身を包んだやつを見る
やつもこちらを見ていた
フードの隙間から見えた黒い髪と黒い瞳
一瞬 ほんの一瞬だけ目があった
まさか…
そいつはすぐに目をそらしカップの中身を飲み干して店を出て行った
ク「どうかしたかね？スティーブン」
「あ いや なんでもないよ」
笑顔を繕う
その裏ではあのフードを被ったやつの事を考える
似ていた あの少女に
だがあんなに小さかっただろうか？
もう少し 大きかった気がする
きっとそれは猫だったからだろう
それは わかってはいる
大きく見えた背中は今はとても小さくどこか寂しそうだった
もしかしたら彼女は僕の事を…
そんなわけないか
自分の中で膨れ上がる思いを無理やり押し込むようにカップのコーヒーを喉へと流し込んだ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼岸花(プロフ) - 智さん» そうなんですか？！ 教えていただきありがとうございます 後程訂正させていただきます また 何かおかしな点があれば 教えていただけると幸いです (2018年5月22日 22時) (
レス) id: be11954fe9 (このIDを非表示/違反報告)
智 - あの…5話で、嬉しい時に尻尾をふるのは犬で、猫は怒っている時に尻尾をふりますよ！ (2018年5月22日 22時) (レス) id: f95649cda1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸花 | 作成日時：2018年2月11日 4時
